今年前半のアニメ界ではトップクラスの話題となっている「らき☆すた」。オープニングCDもオリコン2位と惜しくもトップを逃しはしたが、アニメ主題歌としては驚異的な成績を残した。そんな「らき☆すた」の1話と2話を収録したDVD1巻が、角川エンタテインメントより発売になった。特典がついた限定版と通常版、2種類のパッケージが用意されており、店頭での販売価格は限定版が6500円程度、通常版が5500円程度となっている。
限定版と通常版、パッケージのイラストから違うというのは最近では当たり前のこと。しかし、さすが「らき☆すた」。期待を裏切らないネタを見せてくれる。限定版のパッケージイラストはアニメ版のキャラクターデザインを担当した堀口悠紀子さんの描き下ろしとなっているが、注目は通常版。なんと主人公4人娘の1人である“泉こなた”の描き下ろしイラストなのだ。その画力は実際のパッケージ写真を見ていただくとして、原作者イラストとアニメ版イラストという組み合わせは過去にもあったが、登場人物が描いたという設定のイラストがジャケットに使用されるというのは珍しい。それだけでも、両方を購入したくなるファンが出てくるだろう。
それ以外にも限定版には、ミニゲームを収録した「らき☆すたの森」や、TV放映の後半にも進出しているラジオ番組「らっきー☆ちゃんねる」のダイジェストとBGMを収録したスペシャルCD、特製ブックレットが付属。また通常版と共通する特典としては、名場面カットやメイキング映像、ノンテロップオープニング、番組戦でスポットなどがある。
今週一番の目玉アイテムということもあり、多くのショップでフロアの一番目立つところに特設コーナーを用意していた。インパクトの強いオープニング映像や本編映像をながしているところもあった。しかし、筆者がもっとも印象深かったのはアソビットゲームシティ。「らき☆すた」BGMの中からネット上で「ららら コッペパン」と歌詞がつけられ話題となった曲を店内に流していた。またヤマギワソフトソフト館では、CDから継続して「バルサミコ酢」が飾っているなど、各ショップが色々な方法で「らき☆すた」らしさを演出しており、秋葉原全体がCD発売に続いて「らき☆すた」色に染まっていた。