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利用のきっかけは友人からのクチコミ

YouTubeの認知率は72%――マクロミルが調査結果を発表

2007年06月20日 19時57分更新

文● 編集部 若林健太

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(株)マクロミルは20日、同社が実施した“インターネット動画サイトの利用実態調査”の結果を発表した。それによると、無料動画配信サイトの認知度は全体の88.1%(利用経験者は全体の69.7%)、有料動画配信サイトの認知度は全体の81.4%(利用経験者は全体の10.6%)であるのに対し、動画共有サービス“YouTube”の認知度は全体の71.5%(利用経験者は49.2%)となっている。

今回の調査は、同社のモニター会員を対象に、会員専用のウェブサイト上に設けられたアンケートに回答する形で行なわれた。調査実施日は今月6日~7日。調査対象は15~59歳の男女で、有効回答数は1036。男女比はともに50%で、年齢別では10代が116、20代~50代がそれぞれ230となっている。調査内容は“動画配信サイト(有料コンテンツ)”、“動画配信サイト(無料コンテンツ)”、“動画共有サイトYouTube”について、認知/利用状況などを聞いたもの。

調査にあたっては、動画配信サイトの定義を“映画・ドラマ・音楽ライブなどのコンテンツを配信しているインターネットサイト”、動画共有サイトの定義は“動画ファイルを投稿し、その動画を誰もが視聴できるインターネットサイト”としているが、同社では動画配信サイトを特定しておらず、どのウェブサイトを動画配信サイトとするかは各モニターの判断に委ねられているという。なお、同社では動画共有サイトをYouTubeに限定した理由について、アンケートの回答者および調査結果を閲覧するユーザーに対して質問内容を分かりやすくするため、YouTubeが最も話題性の高い動画共有サイトであると判断したため、などを挙げている。

YouTubeの利用経験者に対して利用したきっかけをたずねたところ(複数回答可)、最も多かったのは“友人、知人からのクチコミ”で33.5%。以下、“インターネットニュース”(29.4%)、“検索サイトで偶然見つけた”(23.3%)、“個人ブログ”(21.4%)などとなっている。また、Youtubeで得た情報を他人に伝えたことがあるかという質問には、53.7%があると回答。その手段としては、“友人知人にクチコミで伝えた”が43.1%でトップ。そのほかの回答は、“mixiなどのSNSで紹介した”(9.8%)、“ブログで紹介した”(8.4%)など。

動画配信サイト/動画共有サイトの訪問頻度は、動画配信サイト(無料コンテンツ)とYouTubeでは“週に1日くらい”が最も多く、それぞれ22.2%、21.2%。動画配信サイト(有料コンテンツ)では、“月に1日以下”の44.5%がトップだった。1回あたりの利用時間は、動画配信サイトが有料/無料ともに“30分~1時間未満”がそれぞれ27.2%、28.2%で1位なのに対し、YouTubeは“5分~15分未満”が26.3%でトップと、大きく違いが現われた。

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