本日16日(土)ドスパラ秋葉原本店にてAMDが最新リアルタイム3Dデモソフト「Ruby: Whiteout」を使用した“Radeon HD 2000”シリーズの先進性の訴える店頭デモイベントを実施した。
イベントでは、同社製GPUのフラッグシップモデル“Radeon HD 2900 XT”搭載ビデオカードのほか、CPUが「Athlon 64 X2 6000+」、マザーボードはMSI製「K9AGM2」、メモリがDDR2-800(1GB×2)、OSは「Windows Vista Ultimate(32bit版)」などを採用するPCを使用した。
まず、同社製最新リアルタイム3Dデモソフト「Ruby: Whiteout」を題材にしてスライドによる“Radeon HD 2000”シリーズの先進性のアピールポイントをわかりやすく解説。
最近の3Dグラフィックスの事情を説明し、従来のアーキテクチャではバーテックスシェーダよりもピクセルシェーダの数が多かったが、現在の3Dグラフィックスでは、よりバーテックスシェーダの役割が大きくなり汎用型のユニファイドシェーダを採用するのがこれからのトレンドとした。
最新GPUの“Radeon HD 2900 XT”では、ユニファイドシェーダを320基も採用し、さらに簡単なポリゴンモデルから自動的に精細なポリゴンを生成するという、DirectXが将来サポートする予定の次世代エンジン“テッセレーション”をすでにサポートするなど“Radeon HD 2000”シリーズの先進性を強調。“Radeon HD 2000”シリーズのミドルレンジモデルとローエンドモデルには“Avivo HD(UHD)”というハードウェアでのデコード処理をサポートし、今後はゲーマーでない人も高性能ビデオカードの恩恵を感じられるようになるとした。
また、スライド内ではAMDの“兄貴”こと土居憲太郎氏がネイティブクアッドコアCPU“Phenom FX”とともに登場。“FASN8”(First AMD Silicon Next-gen 8-core Platform)が近日公開計画中とした。
イベントの後半、オリジナルキーホルダーやAMDロゴ入りUSBフラッシュメモリなどを賞品におなじみのじゃんけん大会が行なわれ、負けた人にもオリジナルボールペンが配布され、好評のうちイベントは終了した。
なお、じゃんけん大会直前、同じく本日16日(土)に目と鼻の先でイベントを行っていたインテルに対してシニアトレーナー佐藤美明氏は、「あちらはご自身でも認めているようになんちゃってクワッドコアですから」とインテルを挑発。「コアが融合された本当のクワッドコアはAMDが先に出します」と続けた。
AMDでは6月30日(土)に“CAFFE SOLARE(カフェソラーレ)”でイベントを予定している。現在アメリカで“兄貴”が関係各所と調整中らしく調整が上手くいけば、30日のイベントで予告の品が公開されるかもしれない。日本から“兄貴”の健闘をみんなで祈ろう!