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シリーズ【疑問】 第6回

“nanaco”に関する10の疑問

2007年06月15日 23時00分更新

文● 小浜雅胤 (編集部)

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まずはおサイフケータイから始めよう


 筆者も実際に、カードタイプのnanacoを入手してみた。すでに述べたように、ハンコや身分証明書は必要なく、申込み用紙の記入欄も少ない。カードの発行もその場で行なわれるので、かなり手軽に加入できるという印象を受けた。

 nanacoを使ってできることは、現時点では「現金で電子マネーをチャージして、セブン-イレブンで利用する」というとてもシンプルなものだけだ。この明快なコンセプトと、入会の手軽さは、今まで電子マネーを利用していなかった一般層にも、きっと受け入れやすいだろう。

申し込み用紙

セブン-イレブンで入手できる申し込み用紙。記入する項目は、名前、電話番号、生年月日、性別、職業のみだ。住所やメールアドレスを書かなくていいのは、気楽である

 今まで、セブン-イレブンではSuicaやEdyといった電子マネーが一切使えなかった。現状ではnanacoが、セブン-イレブンで使用できる唯一の電子マネーだ。カードを発行する際に、手数料が必要であったり、ポイントの付与率が1%しかないなど、ほかのサービスに比べておトク感が薄い面もあるが、セブン-イレブンをよく使う人にとっては有用なサービスと言えるだろう。

 ただし、カードの発行手数料300円をペイするには、基本的に3万300円ぶんの買い物をしてポイントを貯めなくてはならない。セブン-イレブンでしか使えないカードのために財布を厚くすることに抵抗があるという人もいるだろう。その意味ではまずは手数料が無料のおサイフケータイ版から試してみることをお勧めする。

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