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長谷川五郎氏と現オセロ全日本チャンピオンの試合も

オセロの生みの親“長谷川五郎”氏の新ゲーム『ミラクルファイブ』が発売

2007年06月15日 13時07分更新

文● 編集部 永水和久

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(株)メガハウスは14日、東京・帝国ホテルで記者発表会を開催し、ボードゲーム“オセロ”の生みの親である長谷川五郎氏が発案した新ボードゲーム“ミラクルファイブ”を6月中旬に発売すると発表した。価格は3150円。対象年齢は6才以上。記者発表会には長谷川五郎氏も出席した。

オセロの発案者である長谷川五郎氏

オセロの発案者である長谷川五郎氏

記者発表会で長谷川五郎氏は、「30年以上前のオセロ発表会第1回目の全日本オセロ選手権を開催したこの帝国ホテルで、ミラクルファイブを発表できて大変うれしい」と心境を打ち明けた。加えて、「この新しいゲームは108人の開発者がかかわって、ようやく去年完成した。小学生低学年でも楽しめるゲームです」と述べた。

ミラクルファイブのパッケージ

ミラクルファイブのパッケージ

ルールその1

ルールその1。自分の順番に行なえる駒の操作は、碁盤上の升目に新たに打つか別の升目への移動となる

ルールその2

ルールその2。昇格前と昇格後の駒の移動性能

ルールその3

ルールその3。青の升目上では移動できる升数は無制限となるが、相手の駒は飛び越えられない

ミラクルファイブは五目並べに似たゲーム。10×9の升目で仕切られた碁盤の上で、先行が黒後攻が白の駒(それぞれ12駒)を交互に置いていき、先に5つ分を直線上に並べた方が勝ちになるというもの。オセロのように中央から打ち始めるといった決まりもなく、碁盤上のどこからでも打ち始められる。

碁盤には、駒を縦横斜めに一升分移動させられる緑の領域と、無制限に移動できる青い領域が設けられているほか、駒には斜めの移動が可能になる昇格制を採用するのが特徴で、従来のオセロなどに比べて、より戦略的な展開が可能になっているという。

ルールのまとめ

ルールのまとめ

勝利へのコツ

勝利へのコツ

また、ミラクルファイブの碁盤や駒を利用した5種類のほかのゲームもプレイ可能で、合計6種類のゲームが楽しめるようになっている。

長谷川五郎氏と中島哲也氏のデモンストレーション

長谷川五郎氏と中島哲也氏のデモンストレーション。長谷川氏の持ち時間切れにより、中島氏の勝利となった。長谷川氏は「守りが固かった。ミラクルファイブで負けたのは初めて」とコメントした

現オセロ全日本チャンピオンの中島哲也氏

現オセロ全日本チャンピオンの中島哲也氏

記者発表会では、長谷川五郎氏と現オセロ全日本チャンピオンの中島哲也氏によるデモンストレーションが実施された。試合後に中島哲也氏は、「持ち駒が少ないところがおもしろい。持ち駒を早く相手に使い切らせる、といったせめぎ合いがおもしろい」と感想を述べた。

プレス関係者の挑戦を受ける長谷川氏

プレス関係者の挑戦を受ける長谷川氏

記者発表会後のパーティー会場ではフリーの遊戯スペースも設けられ、長谷川氏や中島氏がプレス関係者の挑戦を受けて立った。

パーティー会場で、メガハウスの広報にソフトウェア版などの、ボードゲーム版以外(パソコンやゲーム機向け)の開発予定を聞くと、「ぜひ検討していきたい」と答えた。

ほかプレス関係者と筆者の試合

お互いにルールを確認しながらのおぼつかない試合であったが、なんとか筆者が勝利。勝負の世界に手加減はないのだ

筆者もパーティーでローストビーフ/グラタン/ビーフシチュー/カレー/ケーキ/フルーツに夢中になりながらも、ほかのプレス関係者との一騎打ちでなんとか勝利。しかし、正直奥が深過ぎていつの間にか勝ってしまったという印象であった。ぜひみなさんも一度試してみてほしい。

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