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過去の状態に一発復帰できるスナップショット

【レビュー】 Parallels Desktop 3.0 for Mac (その3)

2007年06月15日 07時00分更新

文● 田中俊光

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仮想HDDファイルを直接操作する“Parallels Explorer”


Parallels Explorer

Parallels Explorerは、Parallels本体と同じ“アプリケーション”内の“Parallels”フォルダーにある

Parallels 3.0では仮想HDDを直接開き、内部のファイルを操作することのできる“Parallels Explorer”(以下、Explorer)というツールが追加された。仮想HDDに保存したファイルを参照したいだけのとき、わざわざ仮想マシンを立ち上げる必要がなくなり、使い勝手が向上した。

Parallels形式の仮想HDDだけでなく、VMwareやVirtual PCの仮想HDDを操作することも可能だ。ちなみにファイルシステムは、WindowsではFAT16/32、NTFS、LinuxではExt2/Ext3に対応している。

Parallels Explorerの動作画面

Parallels Explorerの動作画面。左のサイドバーで“仮想マシン”(Virtual Machines)または“仮想ディスク”(Virtual Disks)の項目を選択し、右のウィンドウで表示したい仮想マシンまたは仮想ディスクをダブルクリックする。“File”メニューから直接開くこともできる

ファイルを開く

フォルダー階層をブラウズし、目的のファイルを見つけたらダブルクリックで開ける。コンテクストメニューから操作を行ったり、ドラッグ&ドロップでファイルの取り出しを行うことも可能だ。Parallels形式以外の仮想ディスクにも対応。ちなみに図左部の“OLPC”はVMware形式、“XP SP2 with IE6”はVirtual PC形式の仮想ディスクだ

なお、Boot CampパーティションをParallels Explorerで参照することはできない。また、筆者の環境では、日本語名のファイルは正しく操作できなかった。


*その4に続く


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