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Antec、ゲーマー向けタワーケースなどPCケース新製品を発表

2007年06月11日 18時48分更新

文● 編集部 小西利明

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米Antec社は11日、東京都内にて新製品説明会を開催し、2007年9月末~10月頭にかけて発売予定のPCケースや電源ユニットなど、自作パーツ新製品を発表した。なお、販売価格等は未定。

『Twelve Hundred』
12もの5インチベイを備えたゲーマー向けフルタワー型ケース『Twelve Hundred』

同社上級副社長のスコット・リチャーズ(Scott Richards)氏は、台湾で先週開催された“COMPUTEX TAIPEI 2007”に出展されたというPCケースや電源ユニットなどを披露した。まずリチャーズ氏が説明したのは、ゲーマー向けのフルタワー型ケース『Twelve Hundred』である。2006年11月に発売されたゲーマー向けミドルタワーケース『Nine Hundred』の強化版といった位置づけの製品で、さらなる拡張性を求めるユーザーの声に応えた製品という。

Antec上級副社長のスコット・リチャーズ氏
Antec上級副社長のスコット・リチャーズ氏

筐体の大型化にともない、前面の5インチ拡張ベイは12個に増加された。また前面上部にあるコネクターパネル“トップI/Oポート”には、USB 2.0×2やオーディオコネクターに加えて、Nine Hundredが装備していたIEEE 1394に変えて、eSATAポートが1つ用意されている。

Twelve Hundredの天面 Twelve Hundredの天面。手前にコネクター類が並び、後方には巨大なLED付きファンが鎮座する

天面には特徴的なブルーLED付き200mm排気ファン(通称“ビッグボーイ”)が、前面には3基、背面にも2基の120mmのブルーLED付き吸気ファンが装備されている。左サイドパネルが内部の見えるクリアパネルとなっているので、随所に埋め込まれたLED付きファンによって、動作中は非常に派手に光るマシンとなっている。また、フロントパネルとサイドパネルには、取り外し可能な防塵フィルターを装備。左サイドパネルにグラフィックスカード冷却用のオプションの120mmファンを装着することも可能である。オプションで水冷ユニットも用意される。

『Fusion Max』 リビングに置くにはいささか巨大なMediaCenter PC向けケース『Fusion Max』

ハイパフォーマンスメディアセンターケースと称する『Fusion Max』は、その名のとおりMediaCenterパソコン向けのPCケースである。既存の製品『Fusion』と同様のコンセプトの製品であるが、FusionはマイクロATXのマザーボードにしか対応していなかったのに対し、Fusion Maxでは一般的なATXマザーボードを内蔵可能となった点が大きな特徴である。内部容積の拡大などにより、ハイエンドのグラフィックスカードで使われるフルサイズ(12インチ、約30.5cm)のPCI Expressカードも装着可能となった。その分、かなり巨大なケースとなっており、リビングや机の上に置くのはいささかためらわれるほど。

ケース内は“トリプルチャンバー設計”と称する分割された構造となっていて、マザーボード部や電源ユニット部、HDDベイ部がそれぞれ区分けされている。これにより、それぞれのブロックからの熱やノイズを遮断して、冷却効率や静音化に貢献するという。

本体前面には、メディアセンターリモコンの受光用赤外線レシーバー(USB接続)が装備されており、リモコンでメディアアプリケーションを操作できる。音量操作用の大きなダイアルも前面に装備されている。

静音性重視のミドルタワーケース『Mini P180』 静音性重視のミドルタワーケース『Mini P180』

リチャーズ氏が“日本で人気を呼ぶ”と期待するのが、静音性を重視したミドルタワーケース『Mini P180』である。4月から販売されている『P182』と同コンセプトの製品で、フロントとサイドに艶やかなガンメタリック塗装のパネルを装備しているのが外見上の特徴である。フロントパネルの右側には、吸気口となるスリットが並んでいて、デザイン面でのアクセントになっている。

5インチベイを3つ、3.5インチベイを5つ装備し、直径200mmのトップファンと、120mmのリアファンを1基備える。電源ユニットはケース下部の分割された空間に設置する構成で、冷却効率と静音性を高めている。さらにフロントとサイドのパネルは3重構造となっていて、内部の騒音を遮断する。

対応マザーボードはマイクロATXサイズであるが、リチャーズ氏は「マイクロATXでも、ハイパフォーマンスのマザーボードが増えている」として、パフォーマンスを重視するユーザーにも訴求する製品としている。

『TruePower Quattro TPQ-850』 850Wの大容量電源ユニット『TruePower Quattro TPQ-850』

850Wまたは1000Wの電源容量を誇る電源ユニット“TruePower Quattro”シリーズも発表された。容量850Wの『TPQ-850』と、1000Wの『TPQ-1000』の2製品がラインナップされている。

8ピンと6ピンのPCI Express用コネクターを2つずつ装備し、大電力を要するハイエンドのグラフィックスカードの2枚差しや、2つのクアッドコアCPUに対応するとしている。12Vラインへの供給電圧は、最大64A(TPQ-850の場合)となっている。また、動作状況に関わらず、80%の効率を実現することで、効率向上による消費電力低減と発熱の低下を実現する“80 PLUS認証”を取得している。

なお、前述のケース3製品はいずれも電源を内蔵していない。しかしリチャーズ氏は、「(静音性を重視した)Antecのケースと他メーカーの電源を買ったユーザーが、それらを組み合わせて使用すると、あまり静かでないことがある。しかし、その場合にクレームが来るのはAntecだ」とジョークを交えて語り、同社のケースには同社の電源を組み合わせて使うことを推奨した。

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