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Mac/Winの連携がよりスムーズに

【レビュー】 Parallels Desktop 3.0 for Mac (その2)

2007年06月13日 09時00分更新

文● 田中俊光

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共有レベルを設定する“Security Options”


共有機能は便利だが、ドライブを双方に公開すると一方がウイルスなどの被害を受けたとき、他方まで影響が及ぶ可能性も考えられる。このためParallels 3.0では環境設定画面に共有のレベルを簡単に設定できる“Security Options”が新設された。利便性とリスクを考慮したうえで共有レベルを設定しよう。

共有レベルを設定

セキュリティオプション画面では、共有レベルを3段階に設定できる

High

セキュリティレベル“High”では、すべての共有設定が無効となる。この場合でもドラッグ&ドロップによるファイルコピーは可能だ

Medium-High

セキュリティレベル“Medium-High”では、共有フォルダーとWindowsドライブのデスクトップへのマウントが有効となる

Medium

セキュリティレベル“Medium”では、“グローバル共有”および“ローカル共有”を含めたすべての共有設定が有効となる

なお、SmartSelectの機能とは別に、“Webアプリケーションの共有”(Shared web applications)機能もサポート。これはリンクをクリックした際のウェブブラウザー、メールソフト、FTPクライアントの動作を設定するものになる。

“Defaut”では、Mac/Windowsそれぞれの標準設定が使われるが、“Open in Mac OS X”を選べばMac側の、“Open in Windows”ならWindows側の標準設定が適用される。

“Preferences”メニューの“General”

ウェブアプリケーションの共有は“Preferences”メニューの“General”で設定する。

ウェブページ

例えば、“Web pages”メニューを“Open in Mac OS X”に設定した場合、Windows側の『OutLook Express』で受信したメール内のリンクをクリックすると、そのウェブページがSafariで開かれるようになる

このように、Parallels 3.0ではMacとWindows間の連携をスムーズに行なえるように様々な手段が用意されているので、好みや用途に応じて選択しよう。


*その3はこちら


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