(株)ウィルコムは31日、本社会議室にプレス関係者を集め、PHS音声端末新モデルに関する説明会を開催した。
説明会では、ウィルコム 執行役員副社長の土橋 匡(つちはし ただす)氏、(株)東芝 モバイルコミュニケーション社 統括技師長の岡本光正氏らが出席し、PHSでは6年ぶりとなる東芝の新端末『Carrots』(キャロッツ)(WX320T)に関する説明などを行なった。また、今年2月に販売開始された京セラ(株)製の『WX320K』のカラーバリエーションモデル2機種、2006年12月に販売開始された(株)ケーイーエス製の『9(nine)』のカラーバリエーションモデル2機種も発表された。
Carrots(WX320T)
2001年に販売された『Beat Carrots』(ビートキャロッツ)以来、約6年ぶりとなるCarrotsブランドのPHS音声端末。ウィルコム端末としては初となる“赤外線通信機能”を搭載する。そのほか、待ち受け中や通話中に一番電波の強い基地局をサーチし、安定したクリアーな通話ができる“ベストコネクト機能”や最大1GBまでのmicroSDカードに対応などの特徴を持つ。発売時期は7月上旬で、ウィルコムの直販サイト“WILLCOM STORE”(https://store.willcom-inc.com/ec/)での想定価格は新規契約で1万円前後。
本体スペックは、メインディスプレーに2.4インチQVGA(240×320ドット)液晶パネル、サブディスプレーに24×84ドットのモノクロ液晶パネルを採用。カメラは有効130万画素CMOSセンサーを搭載。連続待受時間は約850時間、連続通話時間は約7.5時間。サイズは幅約50×奥行き21×高さ97mm、重量は約120g。本体カラーは“ブラック”と“ホワイト”の2種類。
なお、WX320Tの実機レポートを後ほど掲載する予定。
2機種4色のカラーバリエーションが登場
女性層をターゲットにした『WX320K』2機種
同時に既存2機種で各2色ずつのカラーバリエーションの追加も発表された。WX320Kでは、既存の“レッド”“シルバー”“ブラック”に加えて、“グリーン”と“ピンク”の2色を追加する。この2色の追加により、女性ユーザーをメインにさらにユーザー層を広げていくという。発売時期は6月14日、WILLCOM STOREでの新規契約価格は7800円。
新たな層に訴求する『9(nine)』2機種
9(nine)では、既存の“ホワイト”“ブラック”“ピンク”の3色に加えて、“レッド”と“グリーン”の2色を追加する。同社によると今までにない新規色を追加することで、新たなユーザー層を開拓するとしている。発売時期は7月上旬、WILLCOM STOREでの新規契約価格は7800円。