オーディオテクニカは22日、赤外線コードレススピーカー『AT-SP550TV』と、ケーブル収納式のオーバーイヤーヘッドホン“ATH-WM51”シリーズ、インナーイヤーヘッドホン“ATH-CK51”シリーズなど計5製品を6月22日に発売すると発表した。
音声がはっきり聞ける機能を搭載したスピーカー
AT-SP550TVは、赤外線トランスミッターと、赤外線受光部を備えた専用スピーカーで構成されたコードレススピーカーシステム。トランスミッターから専用スピーカーの赤外線受光距離は最大約7mで、受光角度は左右ともに45度(到達距離は2m)となっている。テレビ放送向けの機能として、米SRS Labs社のテレビ向け音響補正技術“SRS Dialog Clarity”(エスアールエス ダイアログ クラリティ)を搭載しており、本体に設置された“はっきり音”スイッチをオンにすれば、台詞や音声を明瞭に聞くことができるとしている。
トランスミッター部のオーディオ入力端子は、3.5mm径ステレオミニジャックとRCAステレオピンジャックを搭載する。
スピーカー部のユニットは40mm径で、スピーカー本体にはボリューム調節用のダイヤルや、ヘッドホン端子(3.5mm径ステレオミニジャック)も備えている。
最大出力は1W×2(ACアダプター利用時)。電源は、トランスミッター部がACアダプター(100V)を利用し、スピーカー部はACアダプター(AC100V)と単3形乾電池×4本(別売り)に対応する。スピーカーを電池利用した場合の連続駆動時間は単3形アルカリ乾電池で約10時間。価格は1万6800円。
ワンプッシュでケーブルを収納できる
オーバーイヤーヘッドホン
ATH-WM51は、新開発の30mm径のドライバーユニットを採用した折りたたみ機構の密閉ダイナミック型ヘッドホン。左耳用のヘッドホン本体に設けられたスイッチをワンプッシュして、ケーブルをヘッドホン内部に巻き取り式で収納できるのが特徴。ケーブル収納時に3.5mm径ステレオミニプラグは、ヘッドホン(左耳用)に用意された固定用差し込み口に収納できる。ケーブル長は、ケーブルが収納された状態から引き出し具合で調節が可能になっている。
インピーダンスは20Ωで、最大入力は500mW。出力音圧レベルは108dB/mWで、再生周波数帯域は10Hz~23kHzとなっている。ケーブル長は最大1mで、重量は約87g。価格は5040円。
ネックストラップ機構のあり/なしで選べる
インナーイヤーヘッドホン
ATH-CK51は、装着時に耳からヘッドホンを外れにくくする“LOOP SUPPORT”を備えるほか、イヤーピースには密閉性を高めたという新形状のものを採用したインナーイヤーヘッドホン。
ドライバーユニットは10.7mm径。インピーダンスは16Ωで、最大入力は200mW。出力音圧レベルは104dB/mWで、再生周波数帯域は14Hz~24kHz。ケーブル長は60cmとなっている。
このほかの製品は、ATH-CK51のケーブル長を120cmにした“ATH-CK52”シリーズと、ATH-CK51にネックストラップ機構を採用した“ATH-CK53NS”シリーズとなる。
ATH-CK53NSに採用されたネックストラップ機構は、過度な力が加わわった際、コードが首を絞めない様に自然に外れる設計になっているほか、ポータブルオーディオプレーヤー(150g以下)をぶら下げられる着脱式のストラップを備えている。
価格はATH-CK51とATH-CK52が3150円、ATH-CK53NSが4410円。