エヌ・ティ・ティ・レゾナント(株)は22日、同社のポータルサイト“goo”(グー)に開設されている実験サイト“gooラボ”(グーラボ)において、Flashを使ったエンターテインメント性を重視した検索サービス“空とび検索”の実証実験を開始したと発表した。利用は無料だが、Flash Player 9がインストールされたウェブブラウザーが必要で、対応ブラウザーはInternet Explorer 5.0以降/Firefox 1.5.0以降/Safari 2.0.x以降となっている。
空とび検索では、飛行船に見立てたウェブページの下端に検索キーワードを入れる窓が用意され、そこに入れたキーワードでウェブページを検索する(検索エンジンはgooのものを利用)。すると検索結果の子ウィンドウが、上から現われて一定時間で下に消えていく(飛行船が地表から上昇していく様子を再現しているため)。
検索結果には、ページタイトルとサマリー、URL(クリッカブルリンク)が表示される。目的のサイトが見つかった場合は、マウスカーソルを重ねると移動が止まり、“クリップする”ボタンを押すと左サイドにまとめられる。複数のクリップが可能で、検索キーワードを変えても以前のクリップは残る。
最後は成層圏を飛び出して(飛行船は大丈夫なのか?)、宇宙空間から地球を見下ろす状態になり、「検索結果は以上です。goo」というメッセージが表示される。
特にgooラボでは、検索の新たな可能性を模索するべくこれまでにも“goo-mix検索”(関連記事)や、“スクロール検索”(関連記事)を公開している。それらに比べると、使って便利になるというわけではないが、検索にエンタテインメント性を持たせた試みは新しいものであり、評価したい。