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情報セキュリティEXPOが開催される アスキービジネスの注目ポイントを紹介!(2)

2007年05月17日 19時30分更新

文● アスキービジネス編集部

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18日まで東京ビッグサイトで開催中の「第4回情報セキュリティEXPO」(主催:リード エグジビション ジャパン)ほか計8つのIT総合展。(1)に引き続き、会場で見つけた注目のソリューションを写真で紹介する。


目立つクライアント管理、消えた“Winnny防止”


 広い情報セキュリティEXPOの会場をぐるっと歩いてみると、目についたのがクライアント管理ソリューションの多さ。昨年は同時期にWinnyによる情報漏えい事件が重なったこともあり、会場は「P2Pソフト禁止」「Winny検出」といった製品を頻繁に見かけた。さすがに今年はそういったキャッチコピーは見かけなくなり、ストレートに「情報漏えい防止」を訴える製品がほとんどだが、中には「内部統制構築に」と掲げるベンダーもあった。

情報セキュリティEXPO が開催される アスキービジネスの注目...

手前は「Total Security Fort」を出品するシーピーアイ。奥は「SKY SEA Client View」を出展するSKYのブース。クライアントPCの操作ログの取得や、プリンタ/USBの利用制限、IT資産管理などの機能を持つクライアント管理製品だ

Webブラウザの印刷・保存などの操作を制限する「OmniTrust」を出展するトライアイズ ソリューション。「業務システムもWebアプリ化が進み、ブラウザ越しの機密情報の持ち出しが問題になっている」(同社担当者)という。ちなみに変わった形のマシンはアプライアンスとして提供する際の筐体のサンプル。

 情報漏えい防止といえば、シンクライアントも各社盛んに出展していた。数年前まで“導入コストがかかる”との印象が強かったが、既存のPCをシンクライアント化するソリューションもあり、導入しやすい環境が整いつつあるようだ。そのほか、気になったブースをいくつかまとめて写真で紹介しよう。

既存のPCのHDDを書き込み禁止に(ROM化)し、シンクライアント化する株式会社ROMクライアントの「モバイルシンクライアントT4」。HDDの書き込み禁止・許可は管理サーバからすぐに切り替えが可能。2万円/1ユーザーから導入できる低コストが売りだ

情報セキュリティEXPO が開催される アスキービジネスの注目...

C言語で制御するロボットを展示していたサイボウズ・メディアアンドテクノロジーの本当の主力製品はファンレスで静音・省電力が売りのシンクライアント「Nexterm」(写真右側)。「セキュリティへの意識の高まりから、地方自治体のニーズが高い。特に、いまだに持ち込みPCが多い学校関係を狙っていく」(同社担当者)という戦略が、学校教材用のロボットとの縁?

情報セキュリティEXPO が開催される アスキービジネスの注目...

「内部統制対応に」とのPOPとLEDの電飾が目を惹くビーティス「Bitis」のブース。IBM System iの動作や不正アクセスなどを監視するシステムだが、携帯電話にメッセージを配信したり、LEDボードにメッセージを表示できる。これぞまさに“見える化”?

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