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番号ポータビリティー、ケータイ各社の本当の気持ち

2007年05月12日 00時00分更新

文● 編集部

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「予想より悪い結果ではない、光明も見える」とソフトバンク


 まずMNPで好調な結果を得たKDDIに、勝因をどのように分析しているのか聞いたところ、以下のような回答を得た。

「特にこれというものがあったわけではなく、ワンセグケータイなど魅力ある端末を充実させたことや、“ダブル定額”のようなリーズナブルな料金プランなどを提供できたことが、結果としてauのサービスに対する総合的な満足度向上につながったのではないかと思います」

 ソフトバンクモバイルの見解は下記のとおりだ。

「ボーダフォン時代には、MNPが始まったら相当数のユーザーが他社に流れるだろうと予想されていました。今回の数字はむしろ善戦したと思っています。MNPの結果だけを見るとマイナスですが、純増契約数は昨年度に比べて約4倍です。また、3月までは転出のほうが多かったですが、4月単期では初めて転入が上回り、MNPで4700件の契約を得ました。少し光明が差してきたのではないかと感じています」

 ソフトバンクでは今後の展開に関して次のように考えているという。

「MNPに限らず、新しいお客さんが入ってきたいと思える環境を作るのが大事だと考えています。ホワイトプランに代表されるような、簡潔な料金プランを提供することで、ユーザーの間口を広げていきたいですね」

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