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東京マラソンで活躍したAEDも登場

藤原紀香が人命救助を熱演――日本赤十字社が広報特使披露会を開催

2007年05月09日 18時40分更新

文● 編集部 橋本 優

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日本赤十字社は9日、初代広報特使に就任した女優の藤原紀香さんの記者向け披露会を東京・豊島区の池袋サンシャインシティで開催した。

広報特使委嘱状を受け取る藤原さん(右)と手渡す日本赤十字社 社長の近衛忠煇氏(左)

広報特使委嘱状を受け取る藤原さん(右)と手渡す日本赤十字社 社長の近衛忠煇氏(左)

日本赤十字社では、毎年5月を“赤十字運動月間”として、全国的なキャンペーンを展開しているが、今回の披露会はキャンペーンイベントの一環として行なわれたもの。

設置ボックスから“AED”を取り出す藤原さん

指示に従い人体モデルにAEDをセットする紀香さん。ちなみにAEDは、電源を入れると音声ガイダンスが再生され、それにしたがって操作すればいい

指示に従い人体モデルにAEDをセットする紀香さん。ちなみにAEDは、電源を入れると音声ガイダンスが再生され、それにしたがって操作すればいい

藤原紀香さんはトークショウのほか、2月18日に開催された“東京マラソン2007”で、2名の命を救ったことで知名度が上がった“AED”(自動体外式除細動器:電気ショックや心電図測定などを行なう機器)の使い方の実演に参加。また、自身の私物などを出品したチャリティーオークションの落札者への落札品手渡しなどを行なった。

指示に従い、心臓マッサージを施す

ちなみにAEDには身体に装着する電極シートが2枚入っている

ちなみにAEDには身体に装着する電極シートが2枚入っている。胸毛の多い人には1枚目を貼り、それを剥がして胸毛を引き抜いた後に、2枚目を貼ることで心電図を測ったりするのだそうな

オークション落札者に落札品を手渡す藤原さん。

オークション落札者に落札品を手渡す藤原さん。落札金(総額10万円)は日本赤十字に贈呈

ボランティア活動に積極的に関わっているという藤原さん。そのきっかけになったには阪神大震災だったという。「震災の時にいろんな方たちが助け合っている姿を真近で見て、また世界中の方、日本中の方に助けていただいたので、自分も社会の中で職業を持ったときになにか役に立ちたい」と考えたという。

ボランティア活動などについて語る藤原さん

ボランティア活動などについて語る藤原さん

藤原さんは国内でアフガニスタン・カンボジア写真展を開催し、募金などを呼びかけているが、デビュー当時から「何か、絶対人の役に立ちたい」と思っていたという。そして2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ事件の直後に渡米。グラウンド・ゼロ(世界貿易センタービル跡地)を見て、「なにかやっぱりしなければいけない」と思い立ち、戦争や干ばつなどで厳しい状態にある“アフガニスタン行き”を自ら企画し、渡航したという。

司会者にアフガニスタンでの体験について聞かれた藤原さんは「(日本とアフガニスタンの)温度差というものがすごくわかった」「おいしいご飯が食べられて、おいしいお水が飲めることは当たり前のことではないんだ」と感じたことなどを語った。

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