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「ただ0円0円と騒いで伸びてきたのではない」〈ことば〉

2007年05月08日 23時30分更新

文● 編集部

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ソフトバンク(株)が8日に開催した決算説明会の席上で、代表取締役社長の孫正義氏は、売上高、営業利益、経常利益ともに創業以来の過去最高となったことをアピールした(関連記事)。同社の躍進に大きな貢献を果たしたのが、携帯電話事業(ソフトバンクモバイル)だ。

「われわれは、ただ0円0円と人騒がせな宣伝をして業績を伸ばしてきたのではない」

 端末においても、コンテンツにおいても、営業活動においても、健全にその内容を充実させてきた。結果として「継続して利用したい」とするユーザーは5ポイント増の77%に増加したと孫氏はアピールする。

ソフトバンクが旧ボーダフォンを買収したのは2006年4月のこと。当時1522万人だった累計契約数は、2007年4月現在で1607万に増加した。年間の純増契約数は買収前の約4倍となる85万件だ。

「ボーダーフォンを買収して成功だったのかと聞かれたら、それはイエスと言える」

 また、ラインアップ数を前年度比約3.3倍となる39機種とし、カラーバリエーションの数も約3.9倍となる120色に拡充した。これにより、“デザイン”“機能”“大きさ”“使いやすさ”の面で、端末への満足度が大幅に増加。さらに第3世代の基地局を増設したことにより、ネットワーク面での満足度が高まっているという。

 “通話料0円”という文句が真っ先に思い浮かぶソフトバンクモバイルだが、料金以外にも端末や使い勝手に対するユーザーの満足度は高く、業績も順調に推移している。果たしてこれは「予想外」のことだったのか「予想内」のことだったのか。

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