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林信行のマイクロトレンド ― 第6回

SNS化するブログ

2007年05月01日 16時00分更新

文● 林信行(ITジャーナリスト)

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消えつつあるブログとSNSの垣根


 あなたはブログ派だろうか、それともソーシャルネットーワク(SNS)派だろうか?

 最近では、日々、思ったことを世の中に広く訴えかけたいならブログ、日々の小さなできごとを内輪の友達の間で共有したいときはSNSといった使い分けが定着している。mixiをやっている人の中でも、特にメッセージ性の強い記事はブログに投稿、内輪受けする内容はmixiの日記に書くというパターンをよく見かける。

 しかし、こうした状況はこれから少しづつ変わってくるかもしれない。というのも最近、公開範囲の設定やコメントのトラッキング、プロフィールの作成といったSNS的な特徴がブログにも備わりつつあるからだ。



友達だけに限定公開のブログ


Vox
Vox

 ココログやブログ人にも技術を提供しているブログ開発大手の米シックス・アパート(Six Apart)社は、昨秋以来、ブログとSNSの特徴を併せ持った“Vox”というサービスを提供している。

 記事を投稿したり、コメントをもらったり、記事ごとにユニークなURL(パーマネントリンク)があったりと、一見すると普通のブログとなんら変わりがない。

 異なるのは、投稿した記事をmixiなどのSNSと同様、友達だけに限定公開できるところだ。見ず知らずの人に読まれるのは気が引けるプライベートをさらけ出すような内容も、“友達だけ公開”にすることで共有しやすくなる。

 mixiでは全公開設定にしてもmixiの登録ユーザーしか読むことができない一方で、Voxなら見ず知らずも含めた世界中の人々にもメッセージを発信できる。全公開にするか、限定公開にするかの設定を記事ごとに選べるのもVoxの柔軟なところだ。

公開範囲の設定 Voxでは、記事作成時に公開範囲を設定できる

 もっとも、こうしたサービスを実現したのはVoxが初めてではない。同窓会支援のコミュニティーサービスとして有名な“この指とまれ”のSNSサービス“Echoo!”(現“ゆびとまSNS”)は、Voxよりもはるか前に、同様の特徴を実現していた。

 Voxが限定公開できるブログだとしたら、Echoo!はインターネットに全公開できるSNSという逆のアプローチになる。実はMySpaceなど、海外のSNSでは、mixiのように完全に閉じた形ではなく、このような全公開オプションがあるサービスが主流になりつつある。

 日本でも、livedoorの“nowa”など、近々公開予定のSNS試験サービスがいくつか同様に全公開と3種類の限定公開(家族、友人、本人のみ)を用意している。

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(次ページに続く)

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