(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモとNTTドコモグループ8社は27日、同社のPHSサービスおよび1.5GHz帯を使ったPDC方式の携帯電話サービス“シティホン”の終了日を発表した。
PHSサービスについては、すでに終了の方針を発表しているが(関連記事)、今回、改めて正式に終了日が2008年1月7日と発表された。それに伴ない、PHSにおける定額データ通信サービス“＠FreeD”(アットフリード)の代替サービスとして、定額料金で64kbpsパケット通信が利用できる料金プランを2007年10月以降に提供する準備を進めていることも明らかにされた。
提供予定の定額プランは、月額4200円ほどで今年10月以降に提供開始する。通信速度は64kbpsに制限される。また、このプランを利用した場合は音声通話、テレビ電話と64kデータ通信(回線交換)などのデジタル通信、iモードは利用できない。
日本国内から定額対応アクセスポイントへ接続した場合のパケット通信料は定額。＠FreeDと同様に、別途“mopera U(モペラユー)”(月額525円)などのプロバイダーとの契約が必要となる。詳細は後日発表の予定。
現在PHSを利用中のユーザーには、FOMA携帯電話機を中心とした同社携帯電話への変更について案内するほか、ウィルコムのPHSサービスへの案内もするという。
また、シティホンについても2008年6月30日終了と発表された。これは、以前は“ムーバ1.5GHz”や“シティオ”などと呼ばれていたサービスで、通常の800MHz帯のムーバとは異なるネットワークを使い、独自の割安な料金で提供されていた。
