有害サイトのフィルタリングなど安全対策の最前線が見られる
警視庁主催の“東京の治安最前線展”に行ってみた
2007年04月27日 19時42分更新
文● 編集部 橋本 優
27日から5月6日まで、東京・中央区の警察博物館(5F)で開催されている“東京の治安最前線展”(警視庁主催)。有害サイトのフィルタリングから指紋採取の実演まで、さまざまな展示・デモを行なっている。入場は無料。
有害サイトのフィルタリングに関するコーナーは入り口付近にある
会場ではデジタルアーツ(株)のパソコン向けウェブフィルタリングソフト『i-フィルター』や(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモのフィルタリングに関する取り組みが紹介されており、デモを交えて説明している。有害サイトのフィルタリングに関しては、フィルタリング連絡協議会(関連記事)や(社)電気通信事業者協会(TCA)のPR活動(関連記事)が行われているが、その認知度はまだ十分ではないという。このため警視庁でも、企業などと協力し、フィルタリングサービスや製品の認知度向上/普及に向けてPRを行なっている。
フィルタリングのコーナーでは、デジタルアーツのパソコン向けフィルタリングソフト『i-フィルター 4.0』の紹介が行なわれていた。i-フィルターはコンシューマゲーム機『Wii』用のフィルタリングサービスとしても展開している
NTTドコモはキッズケータイ『SA800i』などを展示。“アクセス制限サービス”などの説明を行なっていた
展示会ではそのほかにも興味深い展示がされていたので、その一部を写真で紹介する。ゴールデンウィーク期間中開催しているので(朝10時から夕方6時まで。5月1日は休館日)、安全に関して関心のある方は足を運んでみてはいかがだろう。
お札の偽造防止技術
お札の偽造防止技術などを紹介するコーナー
指紋の採取
指紋の採取を体験できるコーナー。用意されたビンに触れて、その指紋を自分で採取できる
弾道検査装置
弾丸の弾道を検査する装置
顔写真の立体化
顔写真を3D表示する装置。監視カメラなどに写る人物は正面を向いていないことが多く、顔を比較するために必要なのだという
筆者の顔を撮影してもらい、3D化してもらった