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インターネット検索の巨人は広告界でも巨人

2007年04月25日 20時30分更新

文● 編集部

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 ヤフー(株)が24日に発表した2006年度(2007年3月期)の決算。同期の売上は過去最高の2125億円を計上したという。“Yahoo!オークション”や“Yahoo!ショッピング”、“Yahoo!モバイル”などさまざまなサービスを提供しているYahoo!JAPANだが、同社の売上を支える事業基盤は何か? という問いかけにすらすらと答えられる人は意外と少ないかもしれない。

売上高の内訳

売上高の内訳(決算説明会で配布された資料から)

 実は最も売上が多かったのは広告事業で、全体の42%を占めている。Yahoo!オークションなどを含むパーソナルサービスが35.4%で、ビジネスサービスが22.6%だ。


検索連動型広告が半数を占める


 決算資料によると、広告事業の売上は前年比30.5%増となる892億円。(株)電通によると、近年インターネット広告費が増えていて、ついに雑誌と同じ規模になったという。市場の成長に合わせて、ヤフーも売上を伸ばしているようだ。

 広告には、バナー広告やターゲティング広告、リスティング広告などさまざまな種類があるが、最も売上が多かったのは、検索結果と一緒に表示される検索連動型の広告で全体の47%を占める。つまり約419億円を売り上げている計算だ。

 電通によると、検索連動型広告の国内総額は930億円。集計元が違うので一概に比較できないが、ヤフーは検索連動型広告において約4割のシュアーを持っていると推測できる。

 高度なフラッシュ技術が必要だという“メガバナー”やターゲティング広告などにも注力したようだが検索連動型広告の収入には目を見張るものがある。

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