フュージョン・ネットワークサービス(株)は19日、同社が2006年11月より公開しているウェブ上でデスクトップ環境を構築できるサービス“StartForce(スタートフォース)”β版において、デスクトップ機能の強化を行なったと同日付けで発表した。料金は無料。
StartForceは、Ajax(Asynchronous JavaScript + XML)技術により、ウェブ上で仮想デスクトップ環境を利用できるようにするサービス。同社では、2006年5月にα版、11月にβ版を提供しており、今回デスクトップ機能の強化を図るとともに、香港のTeam and Concepts Limited(チーム・アンド・コンセプト・リミテッド)社の表計算ソフト『EditGrid』を搭載した。EditGridは、表計算機能のほか、書式編集、グラフの作成、数式の挿入、Excel/OpenDocumentのファイル形式にも対応している。
そのほかの機能強化点は、デスクトップテーマの追加、最小化したウィンドウをすべて表示するタスクバースクロールに対応したこと。また、マニュアル/Q&Aをブラウザー経由で表示できるようになったほか、ウィンドウの移動/変更時のパソコン負担を軽減する設定オプションも追加している。スタートメニューは、一時退席時の誤操作を防ぐパスワード保護に対応し、アプリケーションを用途別に分類した。
対応するウェブブラウザーは、Internet Explore 6.0以上、Mozilla Firefox 1.5以上。今後、OperaやSafariなどの対応も予定している。