東京・西新宿のNTTインターコミュニケーション・センター(ICC)で、19日よりコミュニケーション展示スペース“Open Space 2007”が一般公開される。会期は2008年3月9日までで入場は無料。今回、一般公開に先駆けてプレス向け内覧会が行なわれたので、一足先に会場を覗いてみた。
ICCは日本の電話事業100周年を記念して、1997年に設立された文化施設。今年で開館10周年を迎える今回は、ICCの活動を振り返る“ICCクロノジー”という特別展示場も併設されている(6月24日まで)。過去のポスターなどが展示される。
そのICCの一部を利用し、1年を通じてアート作品などを展示するのが“Open Space”というイベント。2006年度からの展示が今年の3月11日に終了し、作品を入れ替えて“Open Space 2007”として一般公開される。以下、主な展示物を一足お先に写真で紹介する。
モジュローブ
テーブルスケープ・プラス
スルー・ザ・ルッキング・グラス
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ゲイナーカイダン
ジャグラー
個人的な感想を言えば、“IT系テクノロジー”を期待するとやや物足りない気もするが、デザイナーの観点から“アート”として眺めると感慨深いものがある。筆者が美術系デザイン学校の出身だからかもしれないが、アートの新たな表現方法の可能性についていろいろ考えさせられる。新しいアートの形に興味のある方は、足を運んでみてはいかがだろうか。
なお、ICCでは今月21日と22日の両日、開館10周年の記念セッションとして、特別シンポジウム“メディア×アートの創造と未来”を開催する。内容は、メディアテクノロジーおよびアートを牽引する、アーティストや大学教授などのパネルディスカッション。定員は300名(当日先着順)で、入場は無料となっている。