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Windows Vistaに対応

トリスター、遠隔操作でデータを消去できるソフト『TRUST DELETE Vista対応版』を発売

2007年04月13日 18時16分更新

文● 編集部

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(株)トリスターは13日、紛失したり盗難にあったパソコンのデータを遠隔操作で消去できるソフト『TRUST DELETE』をWindows Vistaに対応させた『TRUST DELETE Vista対応版』を20日に発売すると発表した。価格はパッケージ版が6279円、ダウンロード版は4179円。同ソフトはインストール後1年間利用でき(インストール時にユーザー登録の必要がある)、それ以降の利用には1年ごとにライセンスの更新が必要。更新用ライセンスの価格は1980円。

『TRUST DELETE Vista対応版』

『TRUST DELETE Vista対応版』

TRUST DELETEは、同社が2006年7月に発表したデータ抹消ソフトで、パソコン内のデータをあらかじめ消去対象データとして設定しておけば、そのパソコンのデータを遠隔操作で消去できるというセキュリティーソフト。TRUST DELETE Vista対応版はWindows Vistaに対応したのが特徴で、機能面での変更はない。

消去の指示は、別のパソコンからウェブブラウザーで専用サーバーにアクセスして行なう。データを消したいパソコンがインターネットに接続されていない場合には、データの消去はできないが、一度指示を出しておけば、データの入ったパソコンがインターネットに接続され次第、データの消去が行なわれる。消去したファイル名や消去完了日時などのログ情報を“消去確認証明書”として取得することも可能。

データの消去方法は、速度を優先した“パフォーマンス優先”と、米国国家安全保障局(NSA)の定める規定に準拠した方法で完全に抹消し、復元ソフトによるデータの復元も不可能という“セキュリティ優先”の2種類を備えている。いずれの場合も、インターネットから消去命令を受け取った瞬間にデータを簡易消去してから消去作業を行なうため、消去作業が完了する前に第三者がデータの存在に気づく恐れが少ないという。

TRUST DELETE Vista対応版は、データの入ったパソコンが一定時間(1分/30分/1時間/2時間/4時間/6時間/12時間/24時間/48時間から選択可能)インターネットに接続されなかった場合、消去対象データを見えなくする“不可視タイマー機能”も備えている(Windowsの“保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない”オプションを利用する)ため、第三者がデータの存在に気づく前に隠すことも可能。さらにTRUST DELETE Vista対応版のプログラム自体はパスワードがないとアンインストールできないようになっているため、第三者には容易にソフトを削除できないとしている。

対応OSはWindows Vista/XP/2000。対応機種は、Pentium-300MHz以上(Windows Vistaではクロック周波数1GHz以上を推奨)のCPUと、128MB以上(Windows Vistaでは1GHz以上推奨)のメモリーを搭載したPC/AT互換機。

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