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近畿大学、入学式の7ヵ所同時中継とインターネット配信を実施

2007年04月11日 23時09分更新

文● 編集部

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近畿大学、東大阪ケーブルテレビ(株)、関西マルチメディアサービス(株)は11日、今月3日に行なわれた2007年度近畿大学入学式において、式の模様をケーブルテレビ用回線(CATV網)経由で構内7会場に同時中継するとともに、ストリーミング配信によるインターネットでの生中継を実施したと発表した。近畿大学では2002年度から入学式の動画をインターネットで生中継しているが、CATV網の利用と構内別会場での同時中継は今回が初めてという。

インターネットでの入学式動画配信をパソコン上で閲覧した様子

インターネットでの入学式動画配信をパソコン上で閲覧した様子

2007年度近畿大学入学式は今月3日午前10時より約2時間に渡り、メイン会場となる大阪府・東大阪市の近畿大学記念会館に新入生約6800名を集めて行なわれた。その模様が、大学構内のサブ会場7ヵ所(7会場合わせて新入生の父母ら約4000人が来場)に設置された大型ディスプレー、およびインターネット上で生中継された。

今回の中継では、構内での画像中継およびインターネット配信サーバーへの伝送に東大阪ケーブルテレビが持つ中継取材用“上り映像チャンネル”やCATV網などを利用。インターネット配信で使用するサーバーやストリーミング設備は、関西マルチメディアサービスのものを利用した。

2007年度近畿大学入学式の画像中継/インターネット配信の仕組み

2007年度近畿大学入学式の画像中継/インターネット配信の仕組み

構内7会場における中継では、テレビ放送と同等の画質を実現。ストリーミング配信では、ビットレート200kbpsで動画配信を行ない、3200回線の同時接続が可能だったという。なお、昨年までの動画配信ではISDN網を利用しており、2006年度はビットレートが56kbpsで、同時接続可能数は300回線だった。

今回の中継におけるインターネットでのアクセス件数は、約2時間で合計2049件だったという。視聴に関するトラブルや苦情の報告はほとんどないといい、近畿大学などでは安定した視聴環境を提供できたとしている。

近畿大学では今後、今回利用したシステムを大学行事や学術面でのコンテンツ配信にも活用していくという。

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