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KDDI、トヨタの車載情報システム“G-BOOK mX Pro”にauのネットワークを提供

2007年04月11日 16時48分更新

文● 永島和夫

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KDDI(株)は11日、10日に発表されたトヨタ自動車(株)のテレマティクスサービス“G-BOOK mX Pro”にauのCDMA 1X WINネットワークをはじめ、各種ネットワークサービスを提供すると発表した。

G-BOOK mX Proは、カーナビゲーション機能の提供だけでなく、個々のクルマが遭遇した渋滞情報を集約して提供する“渋滞情報システム”や、万一の事故などの際の“クルマの追跡”や“緊急通報”、“エアバック連動の自動通報”などを含めた総合的な車載情報サービス。専用通信モジュールを利用して、ネットワーク接続用の携帯電話機が不要な“G-BOOK mX Pro”と、ユーザー自身の携帯電話機を利用してネットワークと接続する“G-BOOK mX”がある。

G-BOOK mX Proでは、KDDI、トヨタ、(株)デンソーが共同開発したCDMA 1X WIN対応の通信モジュールを利用することで、下り最大2.4Mbps/上り最大144kbpsで通信できるため、G-BOOK mX Proで利用する地図配信などの大容量データ転送が可能になった。

また、この通信モジュールは、携帯電話機のように店頭で電話番号などのID情報を書き込む必要がなく、OTA(Over The Air)サービスによって無線経由による回線の開通や閉塞が可能なため、申し込みから利用開始まで、若干の期間があいてしまうテレマティクスサービスに適しているという。

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