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受信後36~37日以上経過したメールの一部が閲覧不能に

ヤフー、ウェブメールサービス“Yahoo!メール”の不具合を発表

2007年04月06日 18時44分更新

文● 編集部

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ヤフー(株)は6日、同社のウェブメールサービス“Yahoo!メール”において、受信後36~37日を経過した電子メールの一部が見られなくなる現象が発生し、5日19時時点で19件の問い合わせ/苦情があったと発表した。同社では本文が見られなくなったメールについて見られるようになるよう復旧を行なったが、一部のメールはデータがサーバーから消失しており、復旧ができない状態だという。同社ではメールサーバーのプログラムの不具合が原因としており、不具合は既に解消したという。

不具合の対象となったメールは、Yahoo!メールの“迷惑メールフィルター”が迷惑メールと判定した特定アドレスや、ユーザーが迷惑メール報告を行なった送信元から送られたメールのうち、ヤフー側のプログラムの学習機能により“迷惑メールフォルダ”ではなく“受信箱”に配信するように設定し直されたメール。対象となるメールは受信箱の件名一覧画面で送信元や件名、送信日時は確認できるが、受信後36~37日が経過すると一覧画面から本文へのリンクが切れ、受信後39~40日で本文のデータ消去が行なわれていたという。

不具合の詳細は以下のとおり。

不具合が発生したメールの受信期間
2006年12月26日17:30~2007年2月25日19:00
不具合が発生したメールの総件数、および不具合が発生したユーザーID数
961万1799通/最大67万5831ID
復旧されたメールの件数、およびその対象となるユーザーID数
514万9566通/最大40万245ID
メール本文が消失して復旧できなくなったメールの件数、およびその対象となるユーザーID数
449万2233通/27万5586ID

 総件数と復旧されたメールの件数のユーザーIDが“最大”となっているのは、不具合の発生対象となるユーザーが、自ら該当するメールを削除してしまっているなどの理由により、実際に不具合が発生したユーザー数が確認できないため、不具合が発生した可能性があるユーザーをすべてカウントしていることによる。

不具合が発生したメールのうち復旧できなかったメールに関しては、以下のような現象が発生する。

  • ウェブブラウザーで、件名一覧画面から本文へのリンクをクリックするとエラーメッセージが表示され、本文の内容が確認できない
  • メールソフトで受信しようとすると受信が行なえず、メールソフトでエラーメッセージが表示される
  • 携帯電話機用アプリケーション『Yahoo!メールアプリ』『Yahoo!メールmocoa』で当該メールを含むメール一覧ページを表示しようとすると、強制的にフォルダー一覧に画面が遷移される
  • モバイル版Yahoo!メールで、一覧画面に当該メールが表示されない

同社では上記の不具合が発生した場合、件名一覧の画面で当該メールの送信元のアドレスや件名を控えたうえで、一覧画面から削除してほしい、とアナウンスしている。

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