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映り込みを低減する“新ダイレクトカラーフィルター”を搭載

パイオニア、プラズマテレビ“ピュアビジョン”シリーズ2機種を発売

2007年04月05日 20時19分更新

文● 編集部

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パイオニア(株)は5日、地上/BS/110度CSデジタル放送に対応するプラズマテレビ“ピュアビジョン”シリーズの新製品として、50Vインチ『PDP-A507HX』と、42Vインチの『PDP-A427HX』を4月下旬に発売すると発表した。価格はPDP-A507HXが56万円、PDP-A427HXが45万円。

『PDP-A507HX』

『PDP-A507HX』

同社では2006年4月発表のプラズマテレビから、“新 P.U.R.E.Black Panel”という名称のプラズマディスプレイパネル(以下PDP)を採用している。このPDPは色再現性や発光効率の高さなどの特徴に加えて、PDPの前面構造を変えることで、外光反射の抑制や内部反射による“黒浮き”を抑える“ダイレクトカラーフィルター”と呼ばれる特徴を備えている。

今回発表の新製品2機種では、さらに改良を加えた“新ダイレクトカラーフィルター”を採用。これにより、2006年4月発表の『PDP-507HX』と比べて、明所でのコントラスト比を約2倍に増加、外光の映り込みを2分の1に低減した。同社では、「プラズマテレビならではの臨場感あふれた映像美を実現」するとしている。

PDP-A507HXは、解像度1365×768画素のPDPを採用。高画質化回路としては、従来同様“新 P.U.R.E.Drive II”を搭載する。シーンに応じて色合いを最適化する“インテリジェントカラー”、シーンに応じて低輝度の表現や鮮鋭感を最適化する“インテリジェントDRE”、階調表現を最適化する“フレックス CLEAR 駆動法”などの映像処理機能を備えている。

このほかに、各デジタル放送チューナーを2基ずつ内蔵することで、裏番組の視聴や録画が行なえる“ダブルデジタルチューナー”、本来毎秒24コマで作られた映画などの映像を滑らかに再現できる“ピュアシネマ”なども対応している。デジタルカメラをUSB経由で接続して、写真を出力できる“ホームギャラリー”機能も搭載する。

同社製DVDレコーダーを接続した場合に、録画されている番組をタイトル単位で一覧できる“ディスクナビ”機能をワンボタンで呼び出せる“レコーダーホットリンク”機能も搭載する。

入出力端子は、HDMI(1080p対応、10bit)×2、D4×3、S2ビデオ×3、コンポジットビデオ×3、パソコン(RGB)入力(ミニD-Sub15ピン)、i.LINK×2、光デジタルオーディオ出力を装備。このほか、ネットワーク端子として10/100BASE-TX、デジタルカメラ接続用にUSB 2.0×1を備える。

スピーカーは取り外し可能なバスレフ式2ウェイスピーカー(13W×13W)。本体サイズは幅1224×奥行き115×高さ795mm(スピーカー込み)、重量は約37.4kg。消費電力は343W(待機時消費電力は約0.1W)。

『PDP-A427HX』

『PDP-A427HX』

PDP-A427HXは、42Vインチのプラズマパネルを搭載した機種で、PDPの特徴や高画質化機能などはPDP-A507HXと同等。表示解像度は1024×768画素。本体サイズは幅1040×奥行き115×高さ679mm、重量は29kg。スピーカーは内蔵式(取り外し不可)となっている(13W×13W)。消費電力は288W(待機時0.1W)。そのほかの入力端子、基本仕様は50Vインチモデルと同等。

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