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MPEG-2エンコーダー内蔵で、パソコンのTV放送受信向けに

NECエレクトロニクス、世界のデジタル/アナログテレビ放送を受信できるシステムLSIのサンプル出荷を開始

2007年04月05日 16時58分更新

文● 編集部

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NECエレクトロニクス(株)は5日、パソコンのテレビ放送受信向けのシステムLSI“μPD61250~7”(8機種)のサンプル出荷を開始したと発表した。音声エンコード方式の違いや音声多重デコードの有無により8種類に分類されているが、サンプル価格は各4000円。

システムLSI“μPD61250~7”

システムLSI“μPD61250~7”

“μPD61250~7”は、パソコンのテレビ放送受信向けに開発されたMPEGエンコードLSI。日本、北米、欧州のデジタルテレビ放送の受信用に、デジタルテレビ放送の暗号復号回路を内蔵しているほか、アナログテレビ放送受信用にNTSC/PAL/SECAMに対応したビデオ/音声デコーダーを搭載している。また、デジタル化されたビデオ/音声データをMPEGデータに変換するためのMPEG-2エンコーダーも搭載している。違法複製の対策として、デジタル放送を復号したMPEGストリームと、MPEG-2エンコーダーで作成したMPEGストリームを保護する暗号化エンジンを装備する。

ピクチャーサイズは最大720×480画素で、ハイビジョン画質には非対応。インターフェースは、PCI Express 1.1に対応。チップサイズは縦19×横19mm。パッケージは304ピン FPBGA(0.8mmピッチ)。消費電力は1W以下。OSはWindows Vista/XP/2000に対応予定。

今年8月から8品種合計で月産10万個を生産し、2008年には月産30万個程度を計画している。

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