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エイプリルフールジョーク

2007年04月02日 22時30分更新

文● 編集部

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 今年も4月1日のエイプリルフールでは、国内外さまざまなウェブサイトでジョークネタが掲載された。例えば海外では、Googleの“エイプリルフールジョーク”は毎年有名で、今回は下水道に光ファイバーケーブルを通して利用する無料のブロードバンドサービス“Google TiSP”などの情報が掲載されていた。

ケーブルが下水管を通り、家庭へ…

 同様に国内でも、ヤフーの“サザン桑田に容疑発覚! ビクタースタジオに立ち入り捜査へ!? ”といった記事や、はてなの“全長20mのはてなアンテナをプレゼントする”といった記事などがあった。

 中でもインプレスウォッチは毎年圧倒的なネタ量で、エイプリルフールの風物詩として有名だ。

 ネタの1つの“窓の社”(まどのやしろ)は、オンラインソフトを紹介する同社のサイト“窓の杜”(まどのもり)のパロディ版で、架空のソフトやニュースをでっちあげるジョークサイトだ。今年は、“(株)イソプレスウォッチ、Wikipediaに自ら“窓の社”記事を追加”という記事を掲載していた。

 内容は「Wikipediaでは企業が自作自演の記事を投稿・編集するのは望ましくないとされているが、イソプレスウォッチは自ら“窓の社”の記事を投稿した」というもの。Wikipedia内に窓の社のページができたと思えるようなリアルな画像も掲載されている。

※(株)イソプレスウォッチはパロディサイト“窓の社”を運営しているという設定の架空会社

 もちろんこれは、エイプリルフールジョークだ。掲載画像は作りものだし、文末には「なお、該当記事はすでに削除されている模様」と、ジョークであることを示唆する記載もある。

 しかし問題が起きてしまった。このジョーク記事を読んだある人物が、掲載されていた画像と良く似た内容の記事を、Wikipedia内に投稿してしまったのだ。

 このため、一部のユーザーに“インプレスウォッチが宣伝のためにWikipedia利用した”という誤解が生まれ、Wikipedia内で論議が巻き起こってしまった。

 毎年読者を楽しませるため、手の込んだネタ作りをしている同社だけに、今回の件は災難だったとしか言えないだろう。

「弊社からWikipediaに投稿は行なっていません。記事に掲載した画像はこちらで作成したものですし、あくまでもエイプリルフールの冗談だったのですが……」(インプレスウォッチ広報担当)

 思わぬ事態に担当者も困惑している様子であった。

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