このページの本文へ

オラクル、「Oracle Secure Enterprise Search 10g」の新バージョンを発表

2007年04月02日 20時49分更新

文● 渡邉利和

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

日本オラクルは4月2日、企業向け検索エンジンの新バージョンとして「Oracle Secure Enterprise Search 10g Release 1(10.1.8)」および対応コネクタの出荷開始を発表した。なお、販売は既に2月から開始されている。


新たに13種類以上のコネクタを追加、他のシステムとの連携を強化


「Oracle Secure Enterprise Search 10g」の概要

「Oracle Secure Enterprise Search 10g」の概要

 Oracle Secure Enterprise Searchは、企業内での情報共有と情報保護を両立する検索エンジン。一般的なWeb検索機能に加え、オフィス・アプリケーションのデータファイルや業務アプリケーションのデータを検索対象とすることができ、さらに企業内のID管理システムと連携することでユーザーのアクセス権に対応した検索を実行できるのが特徴だ。

 今バージョンでは、標準で提供されるコネクタが13種以上追加された。また、従来は「Oracle Internet Directory」に限定されていた連携可能なID管理システムが、今バージョンから「Microsoft Active Directory」「Sun Java System Directory Server」「OpenLDAP」といったシステムの利用も可能になった点が主な強化点となる。

 追加されたコネクタには、Microsoft Exchange/Sharepoint Portal ServerやIBM Lotus Notes/Dominoといったユーザーからの要望が多かったものが含まれ、使いやすさが向上した。従来でも、ユーザーが独自にコネクタを作成することで任意の業務アプリケーションに対応できる拡張性が備わっていたが、標準でコネクタが用意されている方が導入負担が軽減できることは間違いない。

日本オラクル システム製品統括本部 営業推進部 担当シニアマネージャー 三原 茂氏

日本オラクル システム製品統括本部 営業推進部 担当シニアマネージャー 三原 茂氏

「Oracle Secure Enterprise Search 10g」の活用例

「Oracle Secure Enterprise Search 10g」の活用例

 説明を行なった日本オラクルのシステム製品統括本部 営業推進部 担当シニアマネージャーの三原 茂氏は、「各種調査では、現在情報検索に費やされている時間は30%程度と言われている。これを効率的な検索エンジンの導入で10%に圧縮できれば、その分の時間を営業活動などに充てることができ、企業力の向上に繋がる」と語った。

■関連サイト

カテゴリートップへ