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遠藤諭の“ご提案” 第2回

セカンドライフの中の名前

2007年04月02日 15時00分更新

文● 遠藤諭

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宇宙人のペットになったような情けない気分


 何の縁もゆかりもない名前で呼ばれるのは、なんだか宇宙人にさらわれてペットになって勝手に名前を呼ばれているような情けないような気分になる――なんとなくそういう状況は、それはそれで妄想的には、私は好きな状況ではあるのだが。

 この不自由さって何だろう? と思っていたら、米国では、セカンドライフを運営するLinden Labsが、金を払えばリアルな名前を使えるようにするとNews.comが伝えているみたいだ(http://news.com.com/2061-10797_3-6125932.html)。

 Linden Labsは、いままで名字の選択については語らないできたそうだが、有償で自分の好きな名字を付ける計画があるというのだ(続報を聞いていないし日本では話題にもなっていないみたいだが、これって、結構すごいニュースのような気もする)。

 リンデンラボは、個人がリアルな名前を使いたい場合には、

セットアップに100ドル、運用費に年間50ドルを取る

 日本でもたくさんの会社がセカンドライフの中でビジネスを始めようとしている。仕事でやるなら、ラストネームの部分は、いわばドメインネームのようなものかもしれない。さらに会社名の場合には、

セットアップに1000ドル、運用費に年間500ドルを徴収する

と記事は伝えている。

(次のページに続く)

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