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最大4台のHDDを搭載できるHDDエンクロージャーを装備し、Quadro FX搭載機種もラインアップ

サードウェーブ、デジタルコンテンツ制作に特化したデスクトップPC“Prime Create”を発売

2007年03月29日 19時15分更新

文● 編集部

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(株)サードウェーブは29日、デジタルコンテンツ制作向けデスクトップパソコン“Prime Create”シリーズとして、『Prime Create Movie』『Prime Create HDV』『Prime Create 2D Graph.』『Prime Create Classic』の4機種を発売すると発表した。同日付けで同社ショールーム“Primeクリエイトショールーム”および、直営店“ドスパラ”の店舗と直販サイトで予約受け付けを開始し、4月5日に出荷を開始する予定。BTOにも対応し、CPU/メモリー/HDD/グラフィックスカードなどの変更や、IEEE 1394カードの追加などが行なえる。価格は順に17万6900円から、28万6300円から、17万600円から、13万9980円から。

『Prime Create Movie』(外見は『Prime Create HDV』『Prime Create 2D Graph.』『Prime Create Classic』も同じ)

『Prime Create Movie』(外見は『Prime Create HDV』『Prime Create 2D Graph.』『Prime Create Classic』も同じ)

同社では“Prime Create”シリーズについて、多様化/専門化が進むデジタルコンテンツの制作現場において、低価格/高性能を追求したデジタルコンテンツ制作専用パソコンやデジタルコンテンツの制作に特化したパソコンを利用する動きが高まっていることを受けて開発したものとしている。その中でも特に市場からの要望が高かったHD編集、ビデオ編集、DTPの3分野に特化したモデルの開発を決定したという。

“Prime Create”シリーズの4機種は、Core 2 Duoプロセッサーを搭載したほか、ケース前面にシリアルATA HDD用エンクロージャーを搭載し、ケースを開けずにHDDの増設/交換(ホットスワップには非対応)を行なえるのが特徴。HDDは最大4台搭載できる。12cmファンをケース後方に搭載したほか、CPUクーラーにも12cmファンを採用し、吸気/排気のエアフローを向上させることで、静穏性と安定性にも配慮したとしている。

BTOではプレインストールOSにWindows XP Professional x64 Editionを選択した場合、最大8GBのメモリーを搭載可能。また米テキサス・インスツルメンツ社製のチップを搭載したIEEE 1394カードを追加したり、米エヌビディア社製グラフィックスチップ“NVIDIA Quadro FX”を搭載したハイエンドグラフィックスカードや、カナダのATIテクノロジーズ社製のハイエンドグラフィックスカード“ATI FireGL”などに変更したりできる。

『Prime Create Movie』は、動画編集/DVD作成が手軽に行なえるほか、ノンリニアビデオ編集の入門向けモデル。OSとしてWindows Vista Home Premiumをプレインストールし、OSに標準で付属するビデオ編集ソフト『Windows ムービーメーカー HD』やDVDライティングソフト『Windows DVDメーカー』を利用できるのが特徴。HDDはOS用(80GB、シリアルATA II、毎分7200回転)とデータ用(320GB、シリアルATA II、毎分7200回転)の2台を搭載する。

CPUはCore 2 Duo E6300-1.83GHz、チップセットは米インテル社のP965 Express、グラフィックスカードはATIテクノロジーズ製グラフィックスチップATI Radeon X1650搭載グラフィックスカード(グラフィックスカード名は非公開、ビデオメモリーは256MB)を搭載する。メモリーは2GB(1GB×2、PC2-5300、DDR2 SDRAM)、光ドライブは片面2層書き込み対応のDVDスーパーマルチドライブ(DVD±R書込み18倍速/DVD+R DL書込み10倍速/DVD-R DL書込み8倍速/DVD-RAM書き換え12倍速など)を搭載する。

インターフェースは10/100/1000BASE-T、USB 2.0×8(前面2、背面6)、DVI-I×2、IEEE 1394、シリアル、PS/2×2、アナログ8ch出力対応のオーディオ入出力などを装備する。拡張スロットはPCI Express x16(空き0)、PCI Express x4、PCI Express x1、PCI×3(うち1つはグラフィックスボードと干渉するため利用できない)を装備する。拡張ベイは、5インチベイ×3(空き1)を搭載する。本体サイズは幅198×奥行き465×高さ425mm(幅には脚部を含まず)、重量は約16.7kg。DVD再生ソフトとライティングソフトが付属する(ソフト名は出荷時期によって異なる)。

『Prime Create HDV』は、ノンリニアビデオ編集や、モーショングラフィックス/デジタルアニメーションの作成に適しているというモデル。グラフィックスカードに、OpenGLをサポートする米エヌビディアのグラフィックスチップNVIDIA Quadro FX 1500搭載グラフィックスカード(グラフィックスカード名は非公開、ビデオメモリーは256MB)を搭載するのが特徴。

チップセット、メモリー、光ドライブは『Prime Create Movie』と同じだが、CPUがCore 2 Duo E6600-2.40GHzに、HDDは320GB(シリアルATA II、毎分7200回転)に変更されている。インターフェース、拡張スロット、拡張ベイ、本体サイズ、重量、付属ソフトは『Prime Create Movie』と同じ。OSはWindows XP Professional SP2をプレインストールする。

『Prime Create 2D Graph.』は、イラスト制作/漫画作成/ウェブデザイン/ウェブアニメーション/DTP向けのモデル。CPU、グラフィックスカード、メモリー、光ドライブは『Prime Create Movie』と同じで、HDDは320GB(シリアルATA II、毎分7200回転)を搭載する。インターフェース、拡張スロット、拡張ベイ、本体サイズ、付属ソフトは『Prime Create Movie』と同じで、重量は約16.0kg。OSはWindows Vista Home Premiumをプレインストールする。

『Prime Create Classic』は、“Prime Create”シリーズの基本性能を備えながら、カスタマイズのベースとして最適というモデル。メモリーが1GB(512MB×2、PC2-5300、DDR2 SDRAM)に、HDDが80GB(シリアルATA II、毎分7200回転)に変更され、OSが無しに変更された以外は『Prime Create 2D Graph.』と同じ。

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