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基本料が最大50%引き、auが中小企業向けの割引サービス「法人割」を4月開始

2007年03月22日 18時08分更新

文● アスキービジネス編集部

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KDDIと沖縄セルラーは、両社が展開する携帯電話サービス「au」において、4月1日から中小企業向けの割引サービス「法人割」を開始すると発表した。同一の名義で2~10回線を契約する法人を対象に、au携帯電話の月々の基本使用料を25~50%、同一グループ内の通話料を30%割り引く。


「繰り越し」か「分け合い」を選べるメリットも


 KDDIと沖縄セルラーが開始する「法人割」は、同一名義でau携帯電話を2~10回線を契約している法人を対象とした割引サービスで、以下の3つの特典からなる。

  • 月額基本使用料の割引(最大50%)
  • グループ内の通話料が30%引き、Cメールが無料
  • 余剰分の無料通話を「くりこし」「分け合い」から選択可能

 法人割を契約すると、まず、契約回線ごとの月額基本使用料が一律で25%割り引かれる。これには長期割引サービス「年割」を組み合わせることが可能なため、初年度で36.5%、2年目では38%と割引率がアップしていき、最大で50%(11年目の場合)の割引を受けることが可能だ。

 また、法人割の契約単位(グループ)内の携帯電話同士の通話料が30%割り引かれるほか、グループ内のCメールは無料となる。さらに、料金プランに含まれる無料通話で余剰分が発生した場合に、余剰分を繰り越す「くりこし」コースか、グループ内で分け合う「分け合い」コースを回線単位で選択できるメリットもある。

 KDDIは、従来から回線数や通話料合計額に応じた法人向けの割引を提供してたが、対象は大口の契約先が中心だった。今回の法人割の開始により、回線数が少ない中小企業の顧客獲得を目指すとともに、ホワイトプランで中小企業の取り込みを進める(関連記事)ソフトバンクへ対抗する狙いもあるものと見られる。

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