(株)エフエム東京、ティーエフエム・インタラクティブ(株)、(株)長良プロダクション、東日本電信電話(株)の4社は22日、東日本電信電話が提供する光ファイバー接続(FTTH)サービス“Bフレッツ”とIPテレビ電話端末“フレッツフォン”を利用した演歌歌手の氷川きよしさんの情報コンテンツサービス“きよし on フレッツ”を26日から提供すると発表した。サービスの提供はティーエフエム・インタラクティブが行なう。料金は月額2100円から。合同記者発表には氷川きよしさんも登場した。
氷川きよしさんが壇上に登場し、「フレッツフォンは相手の顔が見れるので安心する。友達との連絡に使いたい。パソコンは苦手だけどこれなら使いやすい、老若男女問わず使えるんじゃないかな」とコメントした。
合同記者発表では、東日本電信電話代表取締役副社長の古賀哲夫(こが てつお)氏が、「今まで光回線を広めるためのサービスが充実していなかったが、みんなが入ってくれるようなサービスを用意できた。フレッツフォンを黒電話のように普及させる起爆剤となる」と語った。
エフエム東京専務取締役の岡田靖雄(おかだ やすお)氏は、「今までFM多重、衛星放送、近年ではデジタルラジオにチャレンジしてきた。そして今回ブロードバンド事業としてのサービスに国民的スターになった氷川さんとチャレンジする」と抱負を述べた。
ティーエフエム・インタラクティブ代表取締役社長の池田実(いけだ みのる)氏は、「ホームエレクトロニクスの中心は電話でありそれは今フレッツフォンに換わってきている。その家庭というコミュニティーの中核となるフレッツフォンで提供するコンテンツとして、アーティストでファンクラブというコミュニティーを一番大事にしている氷川さんにお願いして今回スタートさせた」と語った。
氷川きよしさんが所属する長良プロダクションの専務取締役である上里邦彦(うえさと くにひこ)氏は、「年齢を問わず幅広いファンのみなさまに新しい情報やメッセージをお届けできるものと期待している」と語った。
“きよし on フレッツ”は、IPテレビ電話端末“フレッツフォン”を利用して氷川きよしの情報を取得できるサービス。情報を取得できるだけでなく、設定した時間になると“フレッツフォン”に氷川さんの動画と音声が再生される“きよしくんコール”や、テレビ番組収録時のこぼれ話や新曲エピソードなどを氷川さん自身の動画で視聴できる“きよしくんビデオレター”などを用意するのが特徴。新曲やコンサートツアーなどの情報を確認できる“きよしくんインフォメーション”、コンサート司会を担当する西寄ひがしさんがかけ声などの応援のコツをアドバイスする“きよしくん応援講座”なども用意されている。
料金は、IPテレビ電話端末『フレッツフォン VP1000』とコンテンツ利用料をセットにしたプラン1が月額3654円、テレビ会議対応の上位機種『フレッツフォン VP1500』とコンテンツ利用料をセットにしたプラン2が月額4725円、既に『フレッツフォン VP1000』『フレッツフォン VP1500』を所有しているユーザー向けのコンテンツ利用料のみのプラン3が月額2100円。なお、エントリーモデルの『フレッツフォン VP100』は対応していない。“フレッツフォン”と“きよし on フレッツ”の設定を代行するサービス“出張設置設定”も用意されており、料金は1万5000円から。