米AT&T社、フランステレコム社、松下電器産業(株)、オランダのロイヤル・フィリップス・エレクトロニクス(Royal Philips Electoronics)社、韓国のサムスン電子社、ドイツのシーメンス・ネットワークス(Siemens Networks)社、ソニー(株)、テレコムイタリア社の9社は現地時間の19日、IPTVのオープンなエンド・ツー・エンドの仕様を策定するための業界団体として“Open IPTV Forum(オープンIPTVフォーラム)”を設立したと発表した。
同フォーラムで策定する仕様は、コンテンツやサービスの提供元から専用ネットワークあるいはインターネットを経由した端末までを含むIPTVシステム全体の接続インタフェース。候補として挙げられているIMS(IPマルチメディア・サブシステム)やDLNA(Digital Living Network Alliance)などを含む、既存の各種の標準技術を統合し、2007年後半までに、想定されるサービスの要求仕様とアーキテクチャー仕様、プロトコル仕様を策定する予定としている。
なお、同フォーラムは、当初、設立メンバー企業により構成されるが、今後、ほかの企業も参加できるようにするという。