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トランステクノロジー、“Google Video”に対応したネットワークメディアプレーヤー“DVX-700 TypeII”を発売

2007年03月22日 20時34分更新

文● 編集部

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トランステクノロジー(株)は19日、動画共有サービス“Google Video”の動画再生に対応したネットワークメディアプレーヤー“TRANSGEAR DVX-700 TypeII(トランスギア DVX-700 タイプツー)”を20日に発売すると発表した。有線LANタイプの『TRANSGEAR DVX-700 TypeII M10』と有線/無線LANタイプの『TRANSGEAR DVX-700 TypeII M20』の2機種をラインアップする。価格はいずれもオープン。直販サイト“TTDirect”での販売価格は『TRANSGEAR DVX-700 TypeII M10』が2万7800円、『TRANSGEAR DVX-700 TypeII M20』が3万800円。

“TRANSGEAR DVX-700 TypeII”

“TRANSGEAR DVX-700 TypeII”

“TRANSGEAR DVX-700 TypeII”は、パソコンやDLNAサーバーに保存されている動画や静止画、音楽などをLAN経由でTVに出力できるDLNA対応のネットワークメディアプレーヤー。ファームウェアに米グーグル社の動画共有サービス“Google Video”の動画を閲覧する機能が搭載されており、パソコンを起動しなくてもTVで“Google Video”の動画を閲覧できるのが特徴。動画の視聴は、インターネットを通じて同製品向けに作られた専用ウェブサイトにアクセスすることで行なう(専用ウェブサイトはパソコンなどでは閲覧できない)。専用ウェブサイトでは“NEWS”などのジャンル別に動画のランキングが表示されるほか、キーワードによる検索も可能。キーワードの入力は付属のリモコンまたは市販のUSBキーボードで行なえるが、専用ウェブサイトは日本語入力には対応していないため、英数字のみ入力可能となっている。

“TRANSGEAR DVX-700 TypeII”専用に作られた“Google Video”のスクリーンショット

“TRANSGEAR DVX-700 TypeII”専用に作られた“Google Video”のスクリーンショット

“TRANSGEAR DVX-700 TypeII”は米Sigma Designs社のメディアプロセッサー『EM8620L』を搭載し、MPEG-1/-2およびMPEG-4(対応する圧縮コーデックはXviD/WMV9/WMV HD)形式の動画、JPEG/GIF/TIFF/BMP/PNG形式の静止画、MP3/AAC/WMA/PCM/Ogg Vorbis形式の音楽ファイルの再生に対応する。DVDドライブを搭載し、記録形DVDやCD-Rに記録されたコンテンツの再生も行なえる。

トランスコードサーバーソフト『UltimateServer2.0』をパソコンにインストールすれば、“TRANSGEAR DVX-700 TypeII”が対応していないファイル形式(MOV/RMなど)のファイルもパソコン側でトランスコードして再生できる。Windows Media DRM 10に対応しており、同規格で著作権保護された動画/音楽ファイルをネットワーク経由で再生が行なえる(DRMに対応するサーバーソフトが必要)。

オプション機能として、別売の専用カートリッジに組み込んだHDDを搭載できる。コンテンツをパソコンからHDDにコピーして“TRANSGEAR DVX-700 TypeII”に接続すれば、HDDに記録したコンテンツを再生できる。HDDに作成したVIDEO_TSフォルダー、およびISO9660形式のDVDイメージのナビゲーションも可能(HDDへのDVDイメージ作成について著作権保護機能には対応していない)。専用カートリッジはワンタッチで“TRANSGEAR DVX-700 TypeII”に着脱できる。HDDのフォーマットはFAT32/NTFSに対応する。なおHDDを組み込んだ専用カートリッジとパソコンの接続には、別売の5インチベイ用カートリッジハウジングか、USB 2.0接続のカートリッジケースが必要となっている。別売オプションの“TTDirect”での販売価格は、専用カートリッジとカートリッジハウジングが1980円、カートリッジケースが4980円。

ネットワークインターフェースは、『TRANSGEAR DVX-700 TypeII M10』が10/100BASE-TX、『TRANSGEAR DVX-700 TypeII M20』が無線LAN(IEEE 802.11b/g準拠)を装備。インターフェースは映像出力端子としてコンポジットビデオ、S-Video、D4、DVI-I、コンポーネントビデオを、オーディオ出力端子としてアナログオーディオ、S/PDIF(光、同軸)を装備するほか、USB 2.0も装備する。本体サイズは幅430×奥行き300×高さ55mm、重量は約3.5kg。電源はACアダプター(AC100~240V)を利用し、消費電力は25W。リモコンなどが付属する。パソコン側の対応OSは、Windows Vista/XP/2000。対応機種は、『TRANSGEAR DVX-700 TypeII M10』がPentium II-500MHz以上(推奨)のCPUと128MB以上(256MB以上を推奨)のメモリーを搭載し、10/100BASE-TXを備えたPC/AT互換機。『TRANSGEAR DVX-700 TypeII M20』がPentium II-500MHz以上(推奨)のCPUと128MB以上(256MB以上を推奨)のメモリーを搭載し、10/100BASE-TXまたは無線LAN(IEEE 802.11b/g準拠)を備えたPC/AT互換機。

なお同社では、従来機種“TRANSGEAR DVX-700”でも、インターネット経由で最新のファームウェアをインストールすれば、“TRANSGEAR DVX-700 TypeII”と同等の機能を持つようにアップグレード可能としている。

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