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Mac上で“GyaO”の視聴も可能! Parallelsのソフト・ハード対応を検証

Parallels Desktop for Mac

2006年06月24日 13時00分更新

文● 田中俊光、編集部

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Win&Mac間のデータのやりとり


最後にParallels Toolsにも触れておこう。インストールすると、ビデオ/サウンド/ネットワークのドライバーが組み込まれるほか、ホストOS/ゲストOS間でデータをやり取りできる共有フォルダー機能“Shared Folders Tool”が使用可能になる。

ゲストOSを起動する前のParallelsの環境設定で、Mac OS X側のフォルダーを指定(例えば“書類”など)。ゲストOSのデスクトップにある“Parallels Shared Folders”という名前のショートカットアイコンを開くと、共有設定したMac OS X側のフォルダーにアクセスして、ファイルをやりとりできる。Virtual PCのようにゲストOS/ホストOS間のドラッグ&ドロップでファイルをコピーする機能は、現状のParallelsではサポートされていない。

Shared Folders

ゲストOSのデスクトップに置かれたショートカットアイコンから共有フォルダーにアクセスできる

また、クリップボードの共有機能“Clipboard Synchronization Tool”により、Mac OS XとWindowsの間でテキストデータのコピー&ペーストが可能だ。ただし、Windows側からMac OS X側へのコピーは問題ないが、Mac OS X側からWindows側に日本語を含むテキストをコピーすると文字化けしてしまう。

そのほか、Parallels Toolsのインストールで、ホストOS/ゲストOS間でショートカットキーを使わずにマウスを行き来できる“Mouse Synchronization Tool”や、ゲストOSの時刻をホストOSに合わせる“Time Synchronization Tool”などが組み込まれる。

Clipboard

Mac OS XからWindowsに日本語をコピー&ペーストすると文字化けしてしまう



Parallelsは“買い”か?


Parallelsは最新3Dゲームや周辺機器の互換性ではBoot Campに劣るものの、ウェブブラウザーやOfficeスイートなど一般的なアプリケーションの使用では十分な速度と機能を備えている。

また、使用していないWindows 2000のライセンスを有効活用したい、LinuxやFreeBSDなどのOSを手軽に試してみたいというユーザーにもお勧めできる製品と言えるだろう。


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