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あの素晴らしいPC-9801をもう一度!

【お知らせ】『蘇るPC-9801伝説 永久保存版 第2弾』発売

2007年03月23日 00時00分更新

蘇るPC-9801伝説 永久保存版 第2弾
『蘇るPC-9801伝説 永久保存版 第2弾』の表紙

『蘇るPC-9801伝説 永久保存版 第2弾』
2007年3月26日発売
定価2940円(本体2800円+税5%)


※先行販売、販促キャンペーンが3月24日、25日に東京・秋葉原、大阪・日本橋で行なわれます。詳しくはアスキーの“レトロPC伝説シリーズ”公式ページ(http://www.ascii.co.jp/pb/retropc/)をご参照ください。


NECの往年の名機、PC-9801をテーマにした書籍『蘇るPC-9801伝説 永久保存版 第2弾』が3月26日に発売になります。名作ゲームソフトが収録されたCD-ROMが付属するほか、PC-9801にまつわる企画記事・読み物が満載です。本書は“月刊アスキー別冊”をうたい、1980年代の月刊アスキーからの記事再録もあります。そこで元・月刊アスキー編集長であり、現在レトロPC本シリーズを統括する書籍編集部の石坂編集長に内容を語ってもらいましょう。

懐かしのゲーム、PC-9801がいま蘇る!

―― Windowsの時代に、なぜPC-9801なのでしょう?

レトロPC本シリーズの石坂編集長
内容を語る、レトロPC本シリーズの編集長、石坂

石坂編集長 当時、PC-9801を誰もが夢中で使っていました。インターネットがない時代、唯一の情報源は月刊のパソコン雑誌だけでした。当時、知りたかった情報、わからなかった技術はたくさんあるはずです。“大人”になったいま、当時を振り返ると、独特の“PC-9801文化”の魅力が再認識できるのではないでしょうか。

―― 具体的にどのような内容でしょうか。

石坂 PC-9801をリアルタイムで体験した人たちに向けたファンブック、PC-9801文化の集大成という位置づけです。本誌の大きな柱は、1)レトロPCゲームの収録、2)98文化を築いたキーパーソンへのインタビュー、3)資料集の3本です。そして巻末には、“袋とじ”で美少女ゲームの話題も載せています。

初代PC-9801
初代PC-9801

―― レトロゲームは、任天堂Wiiのバーチャルコンソールでも大人気です。

石坂 レトロゲームといっても、バーチャルコンソールは、過去の家庭用ゲーム機のゲームソフトですね。ネットワーク経由で配信し、Wiiでプレイできるサービスのことですが、本書付録CD-ROMには、懐かしのPC-9801用ゲームが7本収録されています。Windowsマシンにインストールして、エミュレータ上でプレイできるように再現しました。当時1本1万円したゲームが安価にプレイできるのが魅力ではないでしょうか。昔は実機もゲームソフトも非常に高価でした。手が届かなかった人に、ハード・ソフト両面から当時を体験してもらう狙いがあります。

―― オススメのゲームソフトは何でしょう。

石坂 どれもオススメです。7本のうち、重量級・大型ソフトは『ウィザードリィ6』『大戦略IV』『琥珀色の遺言』『ティル・ナ・ノーグII』『ブルー』5本になります。『ウィザードリィ6』は通称で、正式名称は『ウィザードリィ ベイン・オブ・ザ・コズミック・フォージ』です。言うまでもなく、RPGの超大作として有名です。この5本で半年間は優に遊べるでしょう。

“ウィザードリ6”
通称“ウィザードリ6”。当時のゲームがWindows上に蘇る!

―― 残り2本は?

石坂 伝説の天才プログラマ、マーク・フリント氏の最高傑作、『ZONE』と『ハイウェイスター』です。3D表現(擬似3D)を駆使したシューティングゲーム、レーシングゲームです。これも意外と遊べますよ。実写と見間違うほどのクオリティを持つ最新のアクションゲームとは、また違った趣があるはずです。

―― RPGやアクションゲームなどは、操作方法が書かれた取扱説明書がないとプレイできませんが。

石坂 当時の取扱説明書をPDF形式で収録しています(一部を除く)。また、誌面の“ゲームレビュー&攻略”ページを読めば、操作方法・攻略方法が分かります。

―― 98文化を築いたキーパーソンへのインタビューはどうでしょうか?

石坂 PC-9801時代の定番エディタ『MIFES-98』、PC-9800シリーズに搭載されたNEC独自開発のCPU『V30』、圧縮ソフトLHAが誕生するきっかけをつくった『PC-VAN SIG SCIENCE』、伝説の音源ドライバー『テルプシコラ』、FM音源ドライバー『FMP』『PMD』など、その開発に携わったキーパーソンや当事者がインタビュー記事に登場しています。

―― メガソフトの『MIFES』は、最新のWindows版がこの2月に発売になったばかりです。

石坂 『MIFES』は1985年に発売開始された由緒あるエディタです。実は『MIFES』を開発したプログラマは、今回がマスコミ初登場です! 開発者ご本人がソフト名の由来、誕生秘話など、マルチスクリーンエディタのすべてを語っています。これまで知られることがなかった情報もあります。

―― 『テルプシコラ』は、ひょっとしたら……。

石坂 そうです。『ファイナルファンタジーXII』の作曲家にして、“世界の崎元”と呼ばれるゲーム音楽作曲家、崎元 仁氏が開発した音源ドライバーのことです。その崎元氏の原点となった音源ドライバー『テルプシコラ』を軸に、今日までを振り返っていただきました。学生時代に作った同人ゲーム『REVOLTER』(1988年)についても言及しています。

―― FM音源ドライバーというのは?

石坂 MS-DOSには標準で音を発生する機能がないため、FM音源を扱うには『FMP』や『PMD』などの音源ドライバーが必要でした。『テルプシコラ』に続き、二大音源ドライバ開発者対談として、『FMP』の作者Guu氏と、『PMD』の作者KAJA氏の話を載せています。KAJA氏は、育成ゲーム『プリンセスメーカー』などへの楽曲提供者としても有名です。

―― CPU『V30』は、インテル8086上位互換CPUですね。

石坂 『V30』を搭載した『PC-9801VM』が以後のPC-9801アーキテクチャーを決定づけ、圧倒的なシェアを獲得するきっかけを作った製品です。CPUの設計、開発の舞台裏は目にする機会が少ないと思います。開発者自身に『V30』の誕生秘話や、互換性を持たせるために用意した“エミュレーションモード”について語っていただきました。今回、幻のCPU『V10』の実体も明らかになります。

―― 圧縮ツール『LHA』は世界に誇れるソフトです。多くのユーザーが今も使っています。

石坂 LHAが誕生したのは、ありし日のパソコン通信サービス『PC-VAN』でした。その中の会議室、“SIG SCIENCE”(シグ・サイエンス)の主宰者が考えた圧縮アルゴリズムが、LHAの元になっています。LHA誕生までの経緯をSIG SCIENCEの主宰者が語っています。

石坂編集長

―― インタビューの分野が多岐にわたっていますが、当時の月刊アスキーにも載らなかった“初もの”ばかりですね。

石坂 かつてPC-9801というパソコンがあったこと、皆が熱中していたことすべてを記事化しました。20年前のMS-DOS時代の話ですが、Windows世代の人でも、十分に楽しめる内容だと思います。CPUのクロック周波数が8MHz、10MHz(メガヘルツです!)の時代、どういった解説記事が月刊アスキーに載っていたか、どのようなプログラムでベンチマークテストを行なっていたかなど、パソコンのスペックが格段に進歩したいま、改めて読み返すと新たな発見があるはずです。昔の月刊アスキーの特集記事、企画記事の再録もあります。付録CD-ROMに収録した当時のゲームソフトはエミュレータ上に実装しています。インストールすると、Windowsのゲームソフトと同じ感覚でプレイできます。ソフトの対応OSはWindows 2000/XPです。





【主な内容】

■98文化を支えた開発者、設計者インタビュー

  1. NECのCPU「V30」誕生秘話
  2. 最強エディタ メガソフト株式会社「MIFES-98」
  3. 伝説の音源ドライバ「テルプシコラ」 崎元 仁&岩田匡治
  4. 二大音源ドライバ、FMP&PMD開発者対談
  5. 産業用98互換コンピュータ「iNHERITOR」
  6. 群馬工業高等専門学校・電子情報工学科 働くPC-9801
  7. LHAの誕生と「PC-VAN SIG SCIENCE」
  8. パソコン解析本の先駆け『PC-TechKnow9800』

■PC-9801資料集

  1. 今だからコソ~リ話せる PC-9801開発現場の8つの秘密
  2. PC-9801めくるめく音源ボードの世界
  3. 近代プログラマの夕 連載第1回(再録)
  4. 今蘇る! ブリッジマシンの数々!!
  5. 当時のパンフで振り返るPC-9801小辞典
  6. 月刊アスキー1985年9月号/PC-9801VM徹底研究
  7. 月刊アスキー1983年12月号/マイクロソフトマウス
  8. 月刊アスキー1983年6月号/関数ベンチマークテスト

■巻末袋とじ 蘇るPC-9801桃色伝説

  1. 伝説の「いやらCG」復活!!
  2. 美少女ゲーム界のカリスマ絵師・横田 守インタビュー
  3. 偏愛ゲーム大集合!
  4. 蘇るエロゲー伝説入門

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