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CeBIT 2007レポート Vol.3

Panasonic Europa、40インチ台で初のフルHDプラズマテレビを6月に発売

2007年03月15日 22時00分更新

文● 編集部 小林久

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松下電器産業(株)の欧州法人Panasonic Europe社は15日、ドイツ・ハノーバーで開催中の“CeBIT 2007”で、プラズマテレビとしては世界初となる42V型フルHD(解像度1920×1080ドット)対応テレビの製品化を発表した。投入時期は6月になる見込みで、価格は3000ユーロ(約46万3000円)。欧州を含めて、どの地域(国)で販売するかに関しては検討中だという。

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CeBITの記者会見で紹介された40インチクラスのフルHDプラズマテレビ

なお、パナソニックは、今年1月に開催された2007 International CESの会場で、42VインチのフルHDパネル搭載テレビの開発を表明していた。42Vインチモデル『TH-42PZ700』と同時に50Vインチモデル『TH-50PZ700』の投入も予定されている。



日本未発表のSDカメラも


なお、これ以外にもパナソニックがヨーロッパ市場に投入する一連の新製品も発表になった。日本でも展開しているSDビデオカメラには、国内未発表の製品が存在するほか、HDD内蔵タイプのシアターサラウンドシステムなども展示されている。

『SDR-S10』は、メカ部分の少ないシリコンレコーダーであるため、1.2mの落下に耐える耐衝撃性能や防滴性能の高さが売りである。また、1.7秒の高速起動や、光学10倍ズーム搭載ながらポケットサイズの本体もアピールポイントだ。

1/6インチ80万画素のCCDを搭載。記録形式はMPEG-2(480i)で、ビットレートは2.5~10Mbpsまで3段階が選べる(LP/SP/XP)。本体サイズは幅31×奥行き114×高さ63mmで、重量は182g。

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コンパクトなSDビデオカメラ。1時間半程度の撮影が可能だという。耐衝撃性や防水性能の高さがアピールされていた

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パナソニックお得意(?)の水責めも行なわれていた

『SC-PTX7』は、HDDとEthernet端子付きのDVD仮想3.1chシアターシステムで、HDMI経由で1080pの出力が可能。“2007 International CES”で1月に展示された機種とほぼ同等の仕様ということだが、こちらも日本では未発表である。“D-Dock”シリーズなどに搭載されている、曲調の自動解析機能なども装備しているようだ。HDDにリッピング可能な形式はMP3とWMAで、DVDに焼いたMPEG-4やDivXのファイルを再生することもできる。

レシーバー部分のサイズは幅360×奥行き334×高さ106mmで、重量は4.7kg。これ以外に左右chおよびセンターを兼ねたステレオスピーカーとサブウーファーが付属する。

SC-PTX7。左はフロントパネルを閉じた状態。右は開いた状態

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