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お買い得情報が電話で届く!? HACドラッグが音声配信サービスの「voiceREACH」を採用

2007年03月13日 13時02分更新

文● アスキービジネス編集部

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ドラッグストアやスーパーマーケットを経営するCFSコーポレーションは、関東・東海地域を中心にチェーン展開する「HACドラッグ」において、エクスパダイトの音声配信ASPサービス「voiceREACH」を採用したと発表した。voiceREACHは顧客の電話に音声でキャンペーン情報などを配信するソリューションで、HACドラッグでは会員向けの販促活動に利用する。海外ではすでに実績があるが、今回は国内における先進的な導入事例となる。


試験導入で売上高7.7%アップの実績を達成


 CFSコーポレーションが採用を決めたのは、エクスパダイト(ブランド名:プレミアグローバルサービス)が提供するASPサービス「voiceREACH」。voiceREACHは、Webブラウザから配信先の電話番号と音声データファイルを登録し、顧客の電話に対して音声メッセージを配信するサービス。ASPサービスのため専用機材や導入時の初期費用が不要で、全国一律の従量制の課金体系を採っていることから、容易に導入できる点で特徴がある。

 また、自動読み上げ機能や電話機のボタン操作による条件分岐などの多彩な機能を備えており、海外ではレンタルビデオ店における遅延客に対する催促や、医療機関におけるリマインダなどの用途で導入実績があるという。

HACドラッグが採用を決めたエクスパダイトの音声配信サービスの概要

HACドラッグが採用を決めたエクスパダイトの音声配信サービスの概要

 今回の導入にあたり、CFSでは、2006年8~12月の計3回にかけて、神奈川県内のHACドラッグ・128店舗でvoiceREACHの試験導入を実施。ポイントカードを持つ会員約2万人に対して販促キャンペーンの情報を配信した。その結果、最高値で来店回数が428回、買上点数が6387個、売上高が7.7%アップするなどの成果があったという。

 CFSでは、「ドラッグストア業界の競争激化の中、ポイントカード顧客に対するセール情報を迅速かつ的確にリーチさせるために導入を決めた」と説明している。

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