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いまはハネムーン気分、帰ると現実が待っている〈ことば〉

2007年03月05日 19時00分更新

文● 編集部、写真●吉川大郎(月刊アスキー)

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 マイクロソフト(株)は5日、同社の代表執行役 兼 COO(最高執行役員)に、樋口泰行(ひぐちやすゆき)氏が就任すると発表した。

 樋口氏は、2003年から日本ヒューレット・パッカード(株)、2005年からは(株)ダイエーで、ともに代表取締役社長兼COOを経験。ダイエー時代には、経営再建を指揮した。

樋口氏とヒューストン氏

握手を交わす、新COOの樋口泰行氏(右)とダレン・ヒューストン社長(左)

 今回の発表に先立ち、樋口氏が現在マイクロソフト代表執行役社長を務めるダレン・ヒューストン氏の後任となる、次期社長候補という報道もあった。本日行なわれた記者会見では、この報道を踏まえ、ヒューストン氏が「秘密は持てないと感じました」とコメント。「退任の噂はウソ。米国には帰らず、来年の年度もぜひ社長を続けたいと思います」と樋口氏が直近に社長に就任することはないと否定したものの、「樋口さんはCEOレベルの経験を持っている。ゆくゆくは私の後任になることも考えられる。それを含めての今回の就任です」と語った。

 就任の挨拶の中で、樋口氏は「パートナー企業に信頼できる、裏切らない会社と思っていただけることが大事」「社会貢献活動にも積極的に取り組んでいく」といった抱負を述べた。また、会見の最後では「結婚で言えば、ハネムーン気分。新婚旅行から帰れば厳しい現実が待っていると思うのですが」と、期待と不安の入り交じった現在の心境を垣間見させるコメントも飛び出した。

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