発表時点から衝撃を放っていた「ガンダム無双」が、ついに発売となった。「真・三國無双」や「戦国無双」など“無双シリーズ”として多くのファンをもつコーエーの代表作と、今なお新作が発売されるガンダムの融合だ。発売日の3月1日はソフト単体のパッケージだけでなく、「プレイステーション3」の60GBモデル本体や特典アイテムとセットになった「ガンダム無双 with PLAYSTATION3」も発売になっている。ソフト単体パッケージは、6800円程度、「ガンダム無双 with PLAYSTATION3」は7万円程度だ。
バンダイとコーエーの合作となる「ガンダム無双」は、アイディアでまずファンの度肝を抜き、続いてガンダムがザクをなぎ倒して行くという衝撃の店頭デモ映像で道行く人の足を止めさせた。
元となった“無双シリーズ”は、三国志や戦国時代の武将になり、敵をなぎ倒していくという爽快感溢れるゲーム。その人間をそのままガンダムのモビルスーツに置き換えるという荒技は、シューティングゲームやシミュレーションゲーム、ロボットシミュレータなどの今まであったガンダム関連ゲームとは違った楽しみ方を提供している。また登場するガンダムも、初代ガンダムシリーズだけではなく色々なシリーズから登場するので、新旧のガンダムファンも楽しめる内容となっている。
ここのところ入手しやすくなっている「プレイステーション3」だが、話題のソフトが出ればハードの売れ行きにも影響が出てくる。今回は「ガンダム無双 with PLAYSTATION3」というセットパッケージがあったことで、こちらを購入する人も多かったそうだ。セットパッケージが売り切れているというショップもあり、「週末にはハード単体の売れ行きも伸びてくるのではないか」とコメントするショップもあった。ちなみにセットパッケージであるが、オリジナルの外箱や本体ではないそうだ。
今週は「スーパーロボット大戦 W」も発売になったことで、店頭はガンダム色が強い。アソビットゲームシティとアソビットキャラシティでは“ガンダム祭”を開催しており、ゲームだけでなくDVDやプラモデルといったガンダムグッズも併せて展開していた。DVDでは「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」のBOXが先月末に発売になったばかり。プラモデルは現在でも毎週のように新作が発売になっている。各ジャンルでのガンダムを一斉に盛り上げる中核として、「ガンダム無双」が存在しているとも言えよう。
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