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シャープ、“インターネットAQUOS”のCore 2 Duoモデルを発表

2007年02月28日 13時00分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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シャープ(株)は28日、液晶TV“AQUOS”(アクオス)シリーズにコンパクトデスクトップパソコンを組み合わせた“インターネットAQUOS”の新製品として、Core 2 Duoモデルを含む3モデル9製品を3月下旬発売すると発表した。価格はオープンプライスで、編集部による予想実売価格はCeleron M 410搭載Officeレスモデル+20インチAQUOSのセットが27万円前後から。

今回発表された新製品3モデルは以下の通り。これらパソコン本体に、20インチ/26インチ/32インチの液晶TV“AQUOS Dシリーズ”(LC32DS1を除く)を組み合わせた9製品(液晶TVのカラーバリエーションにより全27タイプ)となる(液晶TVの価格や詳細はこちらのニュース記事を参照)。

新“インターネットAQUOS”

26インチの“AQUOS”Dシリーズと組み合わせた、新“インターネットAQUOS”。パソコン本体はシルバーの1色だが、液晶TVは赤/黒/シルバーの3色が用意されている

パソコン本体

PC-AX60S(Sタイプ)
Celeron M 410-1.46GHz/メモリー512MB/HDD 約80GB/DVDスーパーマルチドライブ/1000BASE-T対応Gigabit Ethernetなど/Windows Vista Home Basic/Officeなし
幅342×奥行き299×高さ93mm(横置き時、以下同)
予想実売価格:15万円前後(パソコン本体のみ)
PC-AX80S(Hタイプ)
Celeron M 410-1.46GHz/メモリー512MB/HDD 約80GB/DVDスーパーマルチドライブ/1000BASE-T対応Gigabit Ethernetなど/Windows Vista Home Basic/Office Personal 2007プレインストール
予想実売価格:17万円前後(パソコン本体のみ)
PC-AX120S(Xタイプ)
Core 2 Duo T5500-1.66GHz/メモリー1GB/HDD 約250GB/DVDスーパーマルチドライブ/1000BASE-T対応Gigabit Ethernetなど/Windows Vista Home Basic/Office Personal 2007プレインストール
予想実売価格:24万円前後(パソコン本体のみ)


今回の新“インターネットAQUOS”では、パソコン用のHDDとは別に液晶TV“AQUOS”からi.LINK(IEEE 1394)経由で直接録画するHDDをパソコン本体に内蔵(HDD2台構成)。パソコンのCPUに負荷をかけることなく、視聴中の番組やAQUOSの電子番組表から予約した番組をハイビジョン画質のまま録画・再生できるようになった。HDDの容量はCeleronモデル(S/Hタイプ)が約250GB、Core 2 Duoモデル(Xタイプ)は約400GBとなる。

この録画用HDDはパソコンから独立しているため、パソコンから録画した映像を参照したり光ドライブ経由で書き出すことはできないが、同社では「見ている番組をすぐに録画したいというニーズが多く、それに応えるための機能」として、ソフトウェアの起動など準備に時間がかからず、リモコンの録画ボタンを押せばすぐにHDDに録画を開始できるメリットがあると説明する。

付属リモコンも新開発され、新たにカーソルボタンに静電誘導方式のタッチパッド機能が追加された。3タイプともOSがWindows Vista Home Basicをプレインストールしており、Media Centerは利用できないが、この新リモコンにはTVとパソコンの切り替えボタンが用意されており、1つのリモコンでどちらも操作が可能(TV側にもリモコンが付属し、初期設定時のみTV側リモコンでの操作が必要)。

パソコン側ではリモコンのタッチパッドを使うことで、離れた場所からでもスムーズなカーソル移動やアプリケーションの起動、メニュー操作などが可能となるほか、TV側では電子番組表の視聴/録画予約などの設定が十字カーソルで簡単に行なえる。新型リモコンでは、こうした簡単さを強調するため、従来60個あったボタンを38個に削減するなど、デザイン面でも改良を加えたという。

このほか、12個のショートカットメニューからよく見るウェブサイト/アプリケーションなどを呼び出せる“PCメニュー”に検索窓を追加。Yahoo!経由でウェブサイトなどの検索が行なえるようになった。検索キーワードは、携帯電話機のように1~12の数字キーを数回押すことによって文字入力が行なえるため、わざわざ付属のワイヤレスキーボードに持ち替える必要がない。また、Yahoo!ショッピング/楽天の“売り上げランキング”、Gyaoの“動画/音楽試聴ランキング”、gooの“検索/注目ワードランキング”といったランキング情報に関するチャンネル(メニュー)があらかじめ追加された。

パソコン本体としてのスペックは前述の通りだが、インターフェースは本体前面にUSB 2.0×2、IEEE 1394×1、メモリーカードスロット(SDカード/メモリースティック/xDピクチャーカード対応)、マイク入力端子。背面にはUSB 2.0×2、DVI-I×1、シリアル×1などを備える。

なお、同日都内で製品発表会が行なわれている。発表会の詳細は追ってレポートする予定。

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