「SkypeFind」などの新たな機能を追加したSkype3.1のベータ版のダウンロードが開始された。また、これまでにはなかった「待望の(?)」新機能も搭載された。
お気に入りの店などを教え合える「SkypeFind」
3.1に搭載された最大の新機能が「SkypeFind」である。これは、そのユーザーが気に入っている店などを、コンタクトリストとして登録している友人などと共有できるサービスだ。
新たに「SkypeFind」タブが追加されており、ユーザーが他人にお勧めしたいレストランなどの情報を入力すると、他のユーザーがその一覧を見ることができる。検索もできるので、数が増えても簡単に見つけたい情報を探せる。
同機能の詳細は、スカイプの Webページでも解説されているので、ご覧いただきたい。
チャット時の相手のステータスが分かるようになった
また3.1からは、細かいがこれまでも欲しかった機能が追加された。それが、チャット時に相手が入力しているかが分かるステータス確認機能だ。Windows Messengerやヤフーメッセンジャーなど、主なインスタントメッセンジャには搭載されていた機能だが、Skypeも今バージョンから採用された。
Skypeの場合、相手がキーボードで文字入力をしている間、ユーザー名の横に鉛筆が動くアニメーションが表示される。さらに、相手がバックスペースキーなどで文字を消している際は、消しゴムで文字を消しているアニメーションになるのは、他のIMにない機能だ。
さらに細かいところでは、ブックマークされたチャットが、コンタクトリストの下部に表示されるようになった。ブックマークを活用しているユーザーにとっては、非常に便利な機能だ。ただし、各コンタクトと異なり、グループに分類することはできない。
なお今回のベータ版は、気をつけるべきバグが残っている。現時点で、Windows XP(SP2)やWindows 2000 Professional(SP4)の環境で、編集部で3人ほど3.1のインストールを試してみた。しかし3人とも、Skypeの動作が不安定で、複数のマシンで確認できている症状としては、①何らかの新着イベントがあり、そこをクリックする、②チャットメニューの「オープンチャットを開始」を選択する、とフリーズするようだ。おそらくすぐに修正版が出るはずだが、現時点(2月22日の18時)では、3.1のインストールは、残念だがもう少し待ったほうがいいかもしれない。
【追記 3月9日16:45】
3月7日、上記のバグフィックスも含めたSkype 3.1 for Windowsベータのアップデート版(バージョン3.1.0.134)が公開された。試したところ、本記事に書いた不具合の①については解消されているが、②の「オープンチャットを開始」でフリーズする現象は続いている。次のバージョンで対応されることを望みたい。