(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモと東日本電信電話(株)(NTT)は22日、陸上自衛隊東部方面隊と合同で、災害発生時における実働訓練を陸上自衛隊朝霞駐屯地内(東京都練馬区)で実施した。
訓練は首都直下地震(マグニチュード7.3)が発生し、通信・通話回線はもちろん被災地までの道路も寸断され、陸路では災害対策用機器が運搬できない、という状況を想定したもの。訓練の内容は、陸上自衛隊のヘリコプターで災害対策用機器を被災地に運搬し、仮想の避難所に機器を設置する、というもので、このために陸上自衛隊の『CH-47J』と『UH-1J』という2機ヘリコプターを出動させる大がかりな訓練となった。
今回設置される災害対策用機器は、衛星を利用した特設公衆電話(電話10回線+インターネット、または電話20回線)、騒音や振動、排気がなく、バスの車内など狭い密室にも設置が可能な電源供給装置、通信回線確保のための屋外対応無線LANシステムなどとなる。
以下、訓練の模様を写真で紹介する