“Jabra(ジャブラ)”ブランドのBluetooth製品を販売する、GNネットコムジャパン(株)は16日、東京・水天宮のロイヤルパークホテルにプレス関係者を集め、3月1日に同社の社名を“GNジャパン株式会社”(英文表記:GN Japan Ltd.)に変更し、製品ブランドを“Jabra”に統一すると発表した(従来は個人向けのみにJabraブランドが使われていた)。
発表会には同社代表取締役社長の若林保司(わかばやしやすし)氏が出席し、同社の成長戦略や市場動向、および今後発表予定の新製品などを紹介した。
デンマークの本社GN Store Nord社は、2005年の実績としてオフィス向けに700万台、モバイル向けに1800万台の合計2500万台を出荷している。同社の分析では、今後も年率25%の成長が見込まれ、2010年にはオフィス向け2000万台、モバイル向け5500万台の合計7500万台になるという。
その背景として、BRICs(ブラジル/ロシア/インド/中国)で2倍、日本でも109%増の急成長が見込まれる“コンタクトセンター市場”や、オフィスにおける電話/通話のワイヤレス化需要、Bluetooth対応携帯電話機や携帯音楽プレーヤーの充実などを挙げた。
特に日本市場では、コンタクトセンターが32万席、ホワイトカラーのオフィス席数が200万席、携帯電話機の出荷台数(約4500万台)のうち5%(約225万台)がBluetooth対応、などと具体的な数値を挙げて、ここにいかにBluetooth対応ヘッドセット/ヘッドホンを普及させるかが重要と、同社の重点戦略を説明した。
近日発売予定の新製品も披露!
さらに、今年は20種類以上の新製品を国内投入していくとも説明し、その一環として以下の3製品を展示した。なお、いずれも近日発売予定とのみ紹介され、価格や具体的な発売日は未公開。
- Jabra T5330
- 最大10mまで到達可能で約18gと小型軽量な、オフィス向けワイヤレス(Bluetooth 1.2準拠)ヘッドセット。5色カバーを入れ替え可能
- Jabra JX10+BTH
- 著名なインテリアデザイナーのヤコブ・ヤンセン(Jacob Jansen)がデザインした、固定電話回線/Ethernetの接続用ジャック搭載のスタンドと約10gの軽量ワイヤレス(Bluetooth 2.0準拠)ヘッドセットを組み合わせた、オフィス&モバイル兼用ヘッドセット
- Jabra S5010
- 2.5mm/3.5mmφのステレオプラグ、mini USBを持ち、iPodや携帯音楽プレーヤー、携帯電話機などを接続して30Wの高出力で音楽を楽しめるという、米クリプシュ(Klipsch)社と共同開発した据え置き型スピーカー