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壁面の反射で5.1chサラウンドを再生

ヤマハ、1ボディーの薄型サラウンドシステム『YSP-900』を発売

2007年02月16日 18時55分更新

文● 編集部

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ヤマハ(株)は15日、TVと組み合わせて1台で5.1chサラウンドを再生できる“ヤマハ デジタル・サウンド・プロジェクター”の新製品として、リモコンの位置に音のビームを向ける“マイビーム”機能を追加した薄型サラウンドシステム『YSP-900』を22日に発売すると発表した。価格はオープン。編集部による予想販売価格は9万5000円前後。

シルバーの写真

『YSP-900』( シルバー)

ブラックの写真

『YSP-900』(ブラック)

YSP-900は、本体サイズが幅800×奥行き115×高さ153mmで、画面サイズが32インチ以上の薄型テレビと組み合わせて使用するサウンドシステム。TVラックや、オプションの金具『SPM-K8』を利用して壁に設置する。本体内部は、4cmコーン防磁型のビームスピーカーとデジタルアンプのセットを21個、10cmコーン防磁型のウーハーを2個搭載しており、同社と英1 Ltd.が共同開発したサウンド制御技術“デジタル・サウンド・プロジェクター・テクノロジー”で壁に反射する音を時間制御することにより、5.1chサラウンドの音場を作れるのが特徴。サラウンド再生を行なう“5ビーム”や、リスニングエリアを広げて再生する“3ビーム”、夜間向けのホームシアターモード“ナイトリスニングモード”、CM時などで音量が大きくなるのを防ぐ“TV音量一定モード”なども備えている。新機能として、付属のリモコンで操作した位置をセンサーが特定して、そこに向けてビーム化してモノラル再生を行なう“マイビーム(MyBeam)”を搭載しており、周囲がざわついているような場合にニュースなどの音声を聞きやすくできるようになった。

チューニング機能として、付属の測定用マイクを本体に取り付けて行なう自動音場調整技術“インテリビーム(IntelliBeam)”を搭載している。リモコンからワンクリックで音響処理やビーム特性の最適化が行なえる。測定時間は約3分間。メニュー設定はテレビに接続して行なうオンスクリーンディスプレー(OSD)が採用されており、日本語表示に対応している。サラウンド設定には“インテリビーム”を使った“自動設定”のほか、部屋の大きさや形などを指定したり、各チャンネルのスピーカーごとに設定を行なう“詳細設定”も用意されている。

音声フォーマットは、Dolby Digital/Dolby Pro Logic/DTS/DTS Neo:6/AACに対応。オーディオソースに合わせた臨場感を表現するヤマハ独自の音場創成技術“シネマDSP”も採用されており、映画/音楽/スポーツ/から選択できる。

スピーカー出力は82W(2W×21+20W×2)。インターフェースは、音声入力として、アナログが2系統、デジタルがオプティカルを2系統と同軸を1系統搭載する。サブウーハー用の出力1系統も備えている。テレビ接続用はアナログが1系統(コンポジットビデオ)。電源はAC100V。消費電力は37W。重量は9kg。カラーのラインアップはシルバー(S)とブラック(B)の2色。オプションとしてサブウーハー『YST-FSW100』が用意されている。

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