このページの本文へ

3GSM World Congress 2007 第7回

【3GSM World Congress 2007 Vol.7】

会場で展示されていた話題の携帯電話機を大紹介!!

2007年02月15日 16時52分更新

文● 安藤 怜

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

世界各国の移動体通信関連企業が出展する展示会“3GSM World Congress(ワールドコングレス) 2007”が、スペインのバルセロナで12日から15日(現地時間)まで開催されている。ここでは、会場で展示されていた各社の新製品を中心にレポートする。

Windows Mobile 端末(スマートフォン)

12日に発表された“Windows Mobile 6”を搭載したスマートフォンは、Windows Mobile 5からのバージョンアップモデルを含めると15機種にものぼる。その中から注目の4機種を紹介する。

iPAQ 510

HP『iPAQ 510』は“Windows Mobile 6 Standard”を搭載。回線網は、GSM/GPRS/EDGEのほか、無線LAN(IEEE 802.11b/g)にも対応。CPUは“TI OMAP-200MHz”。メモリーは64MB RAMと128MB ROMを搭載している。液晶パネルの解像度は176×220ドット。プッシュ型の電子メールにも対応

i760

韓国のサムスン電子『i760』は、タッチスクリーンに対応する“Windows Mobile 6 Professional”を搭載。回線網は、CDMA/CDMA 2000 1xEv-DOのほか、無線LAN(IEEE 802.11b/g)にも対応。CPUは“Samsung SC32442-400MHz”。メモリーは64MB RAMと128MB ROMを搭載している。液晶パネルの解像度は240×320ドット

Treo 750v

Palm『Treo 750v』は、タッチスクリーンに対応する“Windows Mobile 6 professional”を搭載。回線網はW-CDMA/GSM/GPRSに対応。CPUは“Samsung S3C2442-300MHz”。メモリーは64MB RAMと128MB ROMを搭載している。液晶パネルの解像度は240×240ドット

Qq9

モトローラ『Qq9』は、“Windows Mobile 6 Standard”を搭載。回線網はW-CDMA/GPRS/EDGE/GSMで、高速データ通信サービスの“HSDPA”にも対応。CPUは“TI OMAP 24 -325MHz”。メモリーは96MB RAMと256MB ROMを搭載している。液晶パネルの解像度は240×320ドット

米モトローラは、Linux端末とSymbian端末も

米モトローラ(Motorola)社は、Windows Mobile端末のほかに、Linux端末とSymbian端末も展示していた。これらは、スライド式携帯電話機『MotoRIZR』(モトライザー)シリーズの2モデルで、Linux端末が『MotoRIZR Z6』、Symbian端末がユーザーインタフェースに“UIQ 3.1”を採用した『MotoRIZR Z8』。いずれも詳細は未公表。

MotoRIZR Z6

Linux端末の『MotoRIZR Z6』

MotoRIZR Z8

ユーザーインタフェースにUIQを採用したSymbian端末の『MotoRIZR Z8』

LG電子からはプラダ携帯が!

韓国のLG電子の話題は、なんといっても“プラダ携帯”。イタリアのプラダは、LG電子と提携する前に、数社からの同じような申し出を断っていたという。その理由は、プラダ側にデザインの主導権がなかったからというもの。LG電子のプラダ携帯では、プラダのデザイナーが全面的にデザインを手がけている。まず、ヨーロッパで2月末に販売を開始し、その後は香港、台湾、シンガポールなどのアジアでも発売する予定。また、LG電子は、金属筐体で高級感のある携帯電話機『Shine(シャイン)』も発表している。

Shine

金属筐体で高級感のある携帯電話機『Shine』

プラダ携帯コーナー

LG電子のブースの“プラダ携帯”コーナー

プラダ携帯

“プラダ携帯”

サムスンは薄型携帯電話が話題

韓国のサムスン電子(Samsung Electronics)社は、タッチスクリーン型の携帯電話機『Ultra Smart F700』を発表した。HSDPAにも対応し、下り最大転送速度は7.2Mbpsという説明だが、残念ながら実機はなく、モックアップモデルの展示のみだった。また、薄型モデルの“Ultra Edition II”シリーズの展示も注目を集めていた。

Ultra Smart F700

タッチスクリーン型の携帯電話『Ultra Smart F700』。モックモデルの展示のみ

U600

スライド式で厚さ10.9mmの『U600』

シャープはマクラーレン携帯を展示

シャープ(株)は、英ボーダフォン(Vodafone)向けの“マクラーレン携帯”のほか、2007年発売予定のスライド式ボディーを採用したHSDPA対応携帯電話機のプロトタイプを展示していた。

マクラーレン携帯

“マクラーレン携帯”

プロトタイプ

スライドボディーでHSDPA対応携帯電話機のプロトタイプ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン