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D-PAとBPAが統合を発表――新団体名は“デジタル放送推進協会”

2007年02月13日 21時52分更新

文● 編集部 橋本 優

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(社)地上デジタル推進協会(D-PA)と(社)BSデジタル放送推進協会(BPA)は13日、両団体の統合を発表した。新団体名は“社団法人デジタル放送推進協会”(略称はDpa、ディーピーエー)。英文表記はThe Association for Promotion of Digital Broadcasting。

D-PAとBPAは2005年度から統合に向けて検討を行なってきたが、同日行なわれたD-PA、BPA両団体の総会で統合が決議された。これにより、総務大臣への許可申請を経て、4月1日に新団体Dpaが発足する予定。統合方式はBPAの法人格を継承する形となる。なお、DpaはD-PAの現所在地(東京都港区北青山)に事務所を構える。

正面はDpaのロゴマーク。右理事長に就任する河合久光氏

正面はDpaのロゴマーク。右理事長に就任する河合久光氏

Dpa理事長にはD-PAの理事長である河合久光氏が就任。Dpa専務理事・事務局長もD-PAの高嶋光雪氏が就任する。両団体の会員は、そのまま新団体へ移行する形となり、会員数は265(生会員227、賛助会員37、特別会員1)となる。

Dpa組織図

Dpa組織図

Dpaは“普及促進局”“技術部”“総務部”の3局体制となり、この下に“地デジ普及企画部”など10の部が置かれる。特に、これまでD-PA総務部の1部だったワンセグ関連部門だが、ワンセグの普及が好調なことから“普及促進局ワンセグ部”として独立する。

Dpaは地上/BSデジタルの普及促進に力を注ぐとしており、本年末までに3波(地上/BS/110度CS)共用の受信機器の出荷台数を3000万台にしたい考え。なお、昨年までの出荷台数は、地上デジタル機器が1700万台超、BSデジタル機器が2000万台超だという。また2011年に実施される予定のアナログ放送停波の認知度向上も課題だとし、本年末までに90%の認知度を目指したいという。

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