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マイクロソフト、国内企業の研究・開発支援プログラムを開始

2006年11月21日 00時00分更新

文● アスキービジネス編集部

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マイクロソフトは、日本への投資を積極的に行なう経営方針「Plan-J」にしたがって、技術や製品の開発・検証する国内企業を支援するための施設「マイクロソフト イノベーション センター」を設立したことを発表した。

4つのプログラムでイノベーションをサポート

 11月20日、マイクロソフトは国内企業の技術研究や製品開発・検証を支援する「マイクロソフト イノベーション センター」(以下、MIC)を設立した。MICは、イノベーションを行なう国内企業や大学、研究機関に対して、開発・検証用施設を外部に公開し、製品開発から導入・運用における品質向上などの支援を行なっていく。

 このプログラムは以下の4つのプログラムから構成されている。

テクノロジー イノベーション プログラム イノベーションのアイデアに対して、マイクロソフトが同社の検証施設やテクノロジー、販売チャネルなどを提供し、製品化を支援する。
アプリケーション プラットフォーム プログラム マイクロソフトのプラットフォーム上で製品を開発するための移行ツールやトレーニング、技術情報、ハードウェアの検証施設などをパッケージ化して提供する。
プラットフォームサポートプログラム エンタープライズやミッションクリティカルシステム、HPCなどの分野で先進的なアイデアを実現するための、開発・検証のための施設を提供。
人材育成サポートプログラム 企業内における人材育成のために、マイクロソフトのテクノロジー体験プログラムやトレーニングコンテンツの提供。

 これらのプログラムをサポートするのは、同社の技術開発を担当する子会社マイクロソフトディベロップメントに所属する技術者380人。さらに同社の調布技術センター内にある100台以上のサーバや300台を超えるデスクトップマシン、300TB超のSANストレージなどを開発・検証用に提供される。

 また、これらプログラムの成果を発表するイベントとして、2007年夏に「Innovation Day!」を開催。また、同プログラムを通じて生まれた優れた技術や成功事例を表彰するアワードも予定されている。

 同発表会で登壇したマイクロソフト インターナショナル担当プレジデントのジャンフィリップ・クルトワ氏は「このセンターの設立によって、日本の技術者がそのポテンシャルを発揮できるようになればいい。そして、その結果として継続的なイノベーションの循環が得られることが、Plan-Jのゴールでもある。そのために我々は更なる日本への投資を続ける」と語った。

マイクロソフト インターナショナル担当プレジデント ジャンフィリップ・クルトワ氏

マイクロソフト インターナショナル担当プレジデント ジャンフィリップ・クルトワ氏

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