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NTTドコモ、第4世代移動通信システムに向けた実験において5Gbpsのパケット信号伝送に成功と発表

2007年02月09日 17時54分更新

文● 永島和夫

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(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモは9日、第4世代移動通信システムに向けた伝送実験において、5Gbpsパケット信号伝送に成功したと発表した。

伝送実験は、基地局装置から100MHzの周波数帯域幅で信号を送信し、時速約10kmで走行している移動局装置で受信して実施した。この際、受信信号の復号処理を行なった結果、最大約5Gbpsのパケット信号伝送を達成していることを確認したという。実験場所は神奈川県横須賀市光の丘地区。

すでに同社は、屋外実験で最大2.5Gbpsのパケット信号伝送を成功させている。今回の実験は、MIMO(Multiple Input Multiple Output:マイモ)技術による多重の送受信アンテナ数を6本から12本に増やし、独自の受信信号処理技術を適用させた結果、従来の2倍となる最大約5Gbpsのパケット信号伝送を達成したとしている。また、単位時間、単位周波数帯域あたりに送信できる情報ビット数も前回実験の25bps/Hzから50bps/Hzに向上している。

なお、この実験の詳細は、スペインのバルセロナで今月12日より開催される世界最大規模の携帯電話に関する総合展示会“3GSM World Congress 2007”において紹介されるという。

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